行方市議会 > 2010-11-30 >
11月30日-04号

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  1. 行方市議会 2010-11-30
    11月30日-04号


    取得元: 行方市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成22年 12月 定例会(第4回)          平成22年第4回行方市議会定例会議事日程(第4号)                平成22年11月30日(火曜日)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名について日程第2 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(23名)  2番   高橋正信君    3番   小林 久君  4番   宮内 正君    5番   関野謙一君  6番   方波見亘快君   7番   大原功坪君  8番   鈴木義浩君    9番   岡田晴雄君 10番   高木 正君   11番   貝塚順一君 12番   松兼幸蔵君   13番   塙 四郎君 14番   椎名政利君   15番   樽見清衛君 16番   堀田昌宏君   17番   河野達男君 18番   成嶌常松君   19番   栗原 博君 20番   小峯仁一君   21番   塙  仁君 22番   高柳孫市郎君  23番   茂木正治君 24番   平野晋一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        伊藤孝一君   教育長       根本安定君  総務部長      平山 博君   保健福祉部長    高野幸男君  経済部長      中野正史君   建設部長      坂田好正君  教育次長      宮本 正君   会計管理者     長峯憲男君  総務課長      松下吉雄君   財政課長      辺田洋一郎君  企画課長      松金將行君   農業委員会事務局長 額賀忠和君  水道課長      内田博明君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長     平山謙二君   局長補佐      六笠孝一君 庶務・議事グループ係長            奥村 晃君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(平野晋一君) おはようございます。 まず初めに、高柳孫市郎君、成嶌常松君よりおくれるとの報告を受けております。 ただいまの出席議員数は、21名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)---------------------------------------会議録署名議員の指名について ○議長(平野晋一君) 日程第1、会議録署名議員の指名について。 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定に基づき、     14番 椎名政利君     15番 樽見清衛君     16番 堀田昌宏君 の3名を議長において指名いたします。---------------------------------------一般質問 ○議長(平野晋一君) 29日に引き続き、日程第2、一般質問を行います。 それぞれ通告されておりますので、順次発言を許します。--------------------------------------- △高木正君 ○議長(平野晋一君) 10番、高木 正君。          〔10番 高木 正君登壇〕 ◆10番(高木正君) 皆さん、おはようございます。 たびたびこの一般質問をするときに、より多くの傍聴の皆さんの参加をお願いしている経過があるんですが、なかなか参加をいただけなくて残念に思います。常々私、傍聴参加というのは行政の一つの住民目線で立ってのいわゆる感覚、それを1人でも多くの住民に与える意味で大切なことかなというふうに考えております。そういった行政の熱意が強いて言えば一票一票いわゆる選挙投票というふうな経過を議員に対して負託をして、その負託が正しく行政に生かされているかどうか、どのような形でどのような審査の過程をもって行政執行につながるのか、それをぜひ見届けていただきたい、そのように思うからであります。ひいては住民の貴重な税の配分が公平・公正なこれを軸として正しく執行されているかどうか、これが執行部と議員だけでなくて、市民参加の中で行われるのが理想の形であると思うからであります。それがとりもなおさず皆さんが大切に持っている、いわゆる住民の皆さんが持っている一票一票の重みであるし、責任であるというふうに思うからであります。 住民意識のレベルが議会のレベルイコール、そのようにも考える次第であります。ぜひ1人でも多くの住民の目線を追った見きわめる力をこの議会に届けてほしいと思うものであります。 私も常日ごろ、現在3期目に当たりますけれども、議会議員としての職責は常に日々刻々と予断なく変容する社会状況や経済状況の中で世論の変動の大きないわゆる大河の流れの中で大所高所からそういった目線で、それを背景として行政判断がなされるべきというふうに考えておるからであります。 郷土行方の現実的な課題はたくさんあります。その課題に立脚し、市民の日常生活あるいは福祉の向上、この確立のために行政サービスが、先ほども申し上げましたけれども、公平・公正を、これを基本として財政的、時間的な、あるいはたまには緊急、自由のそういった有限の中で複雑化した現代社会の市民要望に対し、きめの細かな行政サービスを目的とするのがこの議会であろうというふうに思います。 その中で市長を初めとした執行部の果敢な英断、政治判断の中でどうしてもつけなければならない優先順位のそれを議論するのがこの議会の場であるというふうに考えております。 税の配分が住民サービスとして行政還元、あるいは生活の向上に努めるのも私たち議員も使命及び責任として専念すべきと考えているところであります。それゆえによりまして、執行部と議会が、これは健全なる二元化体制の中でよりよい行政がそこになされてくると考えているところでもあります。 では、限られた時間であります。順を追って、今回私は4項目の一般質問をさせていただきたく思います。 まず1番目、これでいいのか、基地騒音被害地域住民補償対策。 質問要旨としては、1つには米軍再編交付金について。拡大する被害への対策について、第1種地域から第3種地域における騒音の測定結果、これはうるささ指数、あるいは以前には騒音測定値というふうなことで言われていましたが、ここ5年間における最高値と平均値を改めてお伺いをいたします。最近、特にこの騒音被害に対しては、以前に比べてかなりうるさい、そういうふうな住民の声がたびたび聞こえてくるからであります。 また、それ以外の北浦地区及び麻生地区の状況、これの騒音データ、これについてもお尋ねをするものであります。 また、騒音以外の被害対策として、粉じん、あるいは基地周辺の危険性について、社会的危険についてもお尋ねをするものであります。 2番目として、地元の協議会がこの行方市には設置されてあります。22区の区長を中心として協議会が設置されております。いわゆる行方市百里基地周辺整備協議会というふうな名称かというふうに思います。これのたびたびなるいろいろな要望あるいは連携強化、こういうったものが考えられると思いますが、それについてより必要性があるというふうに考えての質問であります。 3番、基地関係には、いわゆる行方市においては百里基地の周辺市町村というふうな立場でいろいろな交付も含めて対象地域と指定をされております。こういった行方市と同等な、いわゆる周辺市町村は、他県にも幾つかあると思います。今後のいわゆる補償対策、いろいろな状況を考えると、こういった同じ条件のもとでの市町村との連携強化、いわゆる全国的な連携強化の中で国への要望、ひいては防衛問題にも取り組む必要性があるというふうに考えるからの質問であります。 以上、3つが百里基地に対する質問であります。 2番目、梶無川改修しゅんせつ工事事業について。 この質問事項については、先日茨城県議会のほうでも質問ないしそれに対する前向きな1つの方向性の見える答弁がございました。より具体性を求めて、当該市として、行方市としての対応を改めて具体的なものの計画を含めてお尋ねをするために質問事項に入れさせていただきました。 1番、今言った趣旨が1番の趣旨であります。前向きな、いわゆる市としての何をすべきかということを加えて答弁をいただければというふうに思います。 2番、しゅんせつ土砂の処分において、地元が処分先を探すことになるとの県の考え方がさきの県議会でも言われておりました。行方市はどのような対策を考えているのか。また、県事業でなされるというふうに思いますが、行方市としての財政支援というものがあれば、あわせてお尋ねをするものであります。 3番、前市長単独協定書締結による利用制限の続く放置されたままの、いわゆる手賀ゴルフ場跡地の行政対策についてであります。 この問題については、私は自分でも質問の回数を忘れてしまうぐらいたび重なる質問を続けてきた経緯がございます。旧玉造町時代から、あるいは行方市に合併になってからもたびたび質問をさせていただきました。それだけ行方市にとっては、大事な課題であるというふうに考えているからであります。したがいまして、その後の経過、あるいは行方市としては対応をどのようにしてきたのか、具体的にお尋ねをするものであります。 それから、利用制限は、私は潜在的な負の財産化になりつつあると、そういう認識を持っております。この地において、行方市が独自に計画をし、あるいは利用したいというふうな計画、あるいは住民の要望があった場合に、どうしてもこれに抵触をする可能性がある、これを避けては通れない。相手先の了承を得なければ物事は進まない、そういうふうな障壁はまさしく市の財産の負の増大化であるというふうなことで考えております。したがいまして、一日も早くこの問題は行方市としては取り除かなければならない課題であるというふうに思います。先延ばしは許されないことであると思います。 それから4番目、来年度予算編成について。 確かに来年度の予算においては具体的な方向性はまだ固まっていないかなというふうには思いますが、いわゆる市長として来年度の行方市はいかなる方向にリードしていくのか、あるいはこうあるべきだというふうな訴え、そのものも含めてお尋ねをするものであります。これは、全国津々浦々どこにでもある大きな問題であります。行方市だけが特別抱えている問題ではない、したがってそれだけ複雑化した難しい問題であるというふうに思いますが、手をこまねいているわけにはまいりません。そういった意味での市長の見解をお尋ねするための質問であります。 1番目としては、少子高齢化時代の行政。特に行方市の場合には、少子化も進んでおります。高齢化も進んでおります。市長は常々立候補のときに、マニュアルの中でもこの問題は大変重要な課題であるというふうな認識の中でいろいろな方向性を住民の方々に訴えてきた経過があります。しかるに、なかなか現実化しない行政に対してもう少し踏み込んでいいんじゃないか、あるいは踏み込むべきだというふうな認識からの質問であります。 それから2番目、雇用対策。これは緊急支援事業も現在県の方向性で同時に行方市もされておりますが、依然として、あるいはこれからはほとんど昔のように右肩上がり高度成長期というのはなかなかないというふうに思います。したがいまして、時流に合ったといいますか、この行方市にあった独自の一つの雇用対策というのは改めて考える必要がある。いわゆる足元を見つめ直した雇用を考えないと、単なる製造業の企業誘致、高速道路が開通すれば企業の誘致はすると、そういう単純な発想ではこれからの社会に対して行方市の将来にとってはなかなか難しいんではないか、そういうふうなことを危惧するための質問であります。 それから3番目、食をテーマとした行政の推進等。これについては、行方市の先ほど来ずっと言われていますが鉾田を合わせるとこの基幹産業である農業生産高、この行方市のは大変なものがございます。この豊かな自然ある環境を踏まえて、この食をテーマにしたというか、農業の生産の延長線にあるそれを含めた食をテーマとした行政は大きな目玉になるんじゃないか、ひいては私はこの問題は雇用にもつながるし、あるいは教育の現場においても多分に取り入れられるべきだというふうに考えております。したがいまして、単なるテーマ行政じゃなくて、行方市こそこの食をテーマにした行政の必要性、これが必要であるからというふうに考えているところであります。したがいまして、大きな意味での行方市の将来への礎づくりということで市長の見解をお尋ねするものであります。 以上、4項目の一般質問ということでございます。今回は、過去の私はたび重なる幾つかの何度も一般質問の、いわゆる経緯をたどりつつも、継続的な論証がこの一般質問の意味であるというふうに考えております。それをもって将来の行方市への礎づくりになるというふうに考えております。 答弁は、私1人にするものではありません。広く市民の皆様への、いわゆるアピール、あるいは考え方を広く伝えたい、そういう趣旨をもって説明を旨として、そういった認識の中で答弁をお願いしたいというふうに思います。 関連事項のある事項等については、再質問の形の中で自席においてまたお聞きしてまいりたいというふうに思います。 以上、答弁をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。          〔市長 伊藤孝一君登壇〕 ◎市長(伊藤孝一君) 皆さんおはようございます。 一般質問2日目ということでありまして、きょうもよろしくお願い申し上げます。 では、10番、高木議員の質問に対してお答えをしたいと思います。 まず初めに、米軍再編交付金について。 まず、騒音測定結果の過去5年間における最高値と平均値は、またそれ以外の北浦地区及び麻生地区の状況はどうかについてでございますが、これにつきましては総務部長より回答をさせていただきます。 騒音以外の被害対策として、粉じん、基地周辺の危険性についてどのような考え方を持っているかについてお答えをいたします。 百里基地の戦闘機における訓練は、ほぼ毎日のように繰り返し実施されており、危険性については私といたしましても十分認識しているところでございますので、今後自衛隊及び国の関係機関には、安全対策に対し万全を期するよう要望してまいる所存でございます。 次に、(2)番目の地元の行方市百里基地周辺整備協議会との連携強化についてでございますが、この協議会がことしの3月に発足いたしました。そして、去る6月5日には、市長出前ふれあい懇談会を行い、協議会の役員の方々と騒音問題等について話し合いを行いました。その後も協議会の役員会に担当課長が出席し、話し合いを行っております。今後とも協議会や騒音地域の方々と話し合い等の機会を設け、騒音区域が一体となった地域振興、利便性の向上及び産業振興に役立つ事業等を取り組めるよう努力していきたいと考えております。 次に、基地関係の他県関係団体との連携による要望強化推進策であります。 在日米軍再編に係る訓練移転先基地所在自治体の中の北海道千歳市が主体となり、本年2月より設立準備が進められておりました。去る11月24日に東京の全国都市会館におきまして、地域住民の生活の安定を図るために関係する自治体が連携をし、情報の収集や意見交換をしていくために、在日米軍再編に係る訓練移転先基地関係自治体連絡協議会が設立され、行方市も含めた全国18自治体が参加をしたところです。今後はこの自治体協議会とともに連携をし、国等への要望・要請活動を行っていきたいと考えております。 次に、梶無川改修しゅんせつ工事事業についてお答えをいたします。 梶無川は、小美玉市野田地区から旧玉造町の中心部を流下し、霞ケ浦に注ぐ一級河川で、延長6.3キロメートルで、流域はなだらかな地形から緩やかな川の流れをつくり、川の周りには良好な農地が広がっております。このため雨が降るたびに土砂が堆積しやすく、川幅を狭くするなどの要因によって、水害等が発生しやすくなっております。 この対策といたしましては、未改修区間の解消としゅんせつ土の撤去をする必要があるものと考えており、用地取得も済んでいることから、早期完成のため県に対して要望等を行ってまいります。 また、しゅんせつ土の処分については、地元が処分先を探すということでありますが、あくまでも事業主体は県なので、県が処分先を探すものと理解しており、市の立場といたしましては、量的な問題もありますが、あくまでも候補地があればそれらの調整役としての協力と考えております。 また、市の財政支援については、もともと一級河川は県が維持管理をするものとして、今回の県発注の工事については、財政的な支援は現在のところは考えておりません。 次に、前市長単独協定書締結による利用制限の続く放置されたままの手賀ゴルフ場跡地の行政対策はについてお答えいたします。 この案件につきましても、さきの平成22年の第1回の定例会のほか、これまで数回にわたって高木議員にはご質問をいただいているところでございますが、平成15年11月4日に実施された農村資源開発センター構想実現のための用地譲渡に係る基本協定書の締結後7年が経過いたしました。 これまでで協定書の内容を初め、多くの問題について弁護士等に相談しながら内部協議を進めている状況でございますが、今回の質問のその後の経過、対応及び具体的利用計画はにつきましては、総務部長より答弁をさせます。 次に、23年度予算編成方針の概略について申し上げます。 平成23年度予算については、去る11月10日に予算編成会議を行いました。今年度についても学校等適正配置実施計画に伴う学校統廃合事業を最優先として行方市の重点課題に的確に対応し、主要事業となり真に実効性の高い事業である活力プラン政策的判断により優先事業を別枠といたしまして、その他の事務事業につきましては、一律5%のマイナスシーリングといたしました。私も就任2年目に入りますが、昨年度に引き続き23年度の予算編成方針は、子供たち、お年寄りが安心して生きる喜びを分かち合える公正・公平なまちづくりの実現に向けて努力してまいりたい所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、少子高齢化時代の行政について答弁申し上げます。 平成22年4月現在の人口は3万8,127人、65歳以上の老年人口率は27.4%、15歳以下の年少人口率は12.8%の状況にあり、どの市町村でも少子高齢化への対応に苦慮しているところであります。 少子化の原因には、生まれる子供の数が以前と比べて少なくなっていったこと、そして若者の定住が少ないこと、働く場所が少ないこと、結婚の問題などさまざまな原因があります。これらについては、一挙に解決できませんが、少しでも人口がふえ、活気ある行方市になるために定住化策を講じるべく23年度予算に反映させたいと考えております。また、22年度は保育所への改修補助や去る9月議会でも幼稚園の3年保育について可決されましたが、こういった環境整備にも努力していきたいと考えております。 行方市の高齢化率が高いということは、それだけお年寄りたちが長生きし、さまざまな経験や知識を私たちに、または後世に伝えていることも意味しております。高齢者も健康でなければなりません。高齢者福祉に対しては、まず健康であることが肝要であります。このための施策が継続されなければなりません。 先ほど予算編成について申し上げました子供たち、お年寄りが安心して生きる喜びを分かち合えるまちづくりを目指して頑張っていきたいと思います。 次に、雇用対策について答弁を申し上げます。 雇用対策については、22年度当初予算で非正規労働者中高年齢者などの一時的な雇用、就業機会の創出を図る目的の緊急雇用創出事業を地域の実情や創意工夫に基づき地域求職者などを雇い入れ、雇用機会の創出を図る目的のふるさと雇用特別対策事業をそれぞれ取り入れ、合わせて6,500万円の予算を計上いたしました。 しかし、これらの事業を実施しても一時的な雇用の創出は図れても、市全体まで波及することは困難であり、抜本的な解決にはなっていないというのが実情であります。先ほどの少子高齢化時代の行政で答弁申し上げましたように、23年度予算に定住化対策の予算を計上する予定ですが、北浦複合団地、また上山鉾田工業団地に限らず企業誘致による雇用の創出も当然視野に入れていくことは言うまでもありません。また、各産業を合わせた6次産業についても取り組んでいくことも必要であります。これらによる各産業の振興と雇用創出または地域の活性化が図られるように努力してまいりたいと思います。 次に、食をテーマとした行政の推進について答弁を申し上げます。 食に関しては、食育や食の生産や流通、食の安全など多岐にわたるテーマでもあります。食育に関しては、学校給食においても行方市産の安全・安心な米や野菜を食材に取り入れ、次代を担う子供たちに提供をし、食の教育を行っております。また、22年度から行方市の農産物のブランド化に取り組み、市の知名度を上げ、農業の発展、地域の活性化と農業の所得向上を目指したなめがた農産物販売促進事業を計上いたしました。また、漁業においては、コイヘルペスにより甚大な被害を受けましたが、出荷も解禁となり環境も改善され、22年度当初予算で地産地消事業補助金を創設し、伝統漁業の体験事業などを展開しているところであります。 行方市には、60数種目の野菜が四季を通じて生産され、主に首都圏に出荷され、好評を博しております。ここに至るまでには、旧町時代から連綿と続いてきた努力に培われたものであり、また誇り得る財産でもあります。その財産を守り、発展させるためにも食の安全・安心に対する対策も関係機関との連携協力、情報交換などを通じ、今以上に確かなものにしなければならないことは言うまでもありません。 食に関して無限の可能性があり、挑戦していかなければならないテーマもたくさんあります。 以上、23年度予算編成並びにご質問の3点について答弁をさせていただきました。 以上です。 ○議長(平野晋一君) ここで22番、高柳孫市郎君が出席しましたので、ご報告いたします。 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) おはようございます。 それでは、私のほうから、まず米軍再編交付金について、騒音測定結果の過去5年間における最高値と平均値は、またそれ以外の北浦地区及び麻生地区の状況はどうかについてお答えをいたします。 騒音測定につきましては、防衛省において井上地区、芹沢地区、八木蒔地区の3カ所で行っております。なお、井上地区は従来から、芹沢地区は平成18年9月から、八木蒔地区は平成20年4月から測定が始まっております。 平成18年度から22年度ごとの最高値でございますが、平成18年度、井上地区は4月4日の77.5W、うるささ指数でございます。芹沢地区が、10月25日の84.1Wです。平成19年度、井上地区は5月28日の75.5Wで、芹沢地区は8月22日の85.2Wです。平成20年度は、井上地区が4月15日の77.3W、芹沢地区が5月1日の83.5W、八木蒔地区が21年1月28日の85.6Wです。平成21年度は、井上地区が22年2月8日の76.6W、芹沢地区が22年2月23日の83.6W、八木蒔地区が12月11日の89.2Wです。平成22年度でございますが、10月末までの測定値で申し上げます。井上地区が4月26日の76.1W、芹沢地区が4月8日の84.3W、八木蒔地区が9月8日の84.9Wとなっております。 次に、騒音の年度ごとの平均値でございますが、平成18年度、井上地区は62.6Wです。芹沢地区が76.3Wです。平成19年度、井上地区は63.1W、芹沢地区が76.5W、平成20年度、井上地区は63.7W、芹沢地区が73.5W、八木蒔地区が74.6Wです。平成21年度、井上地区は64.7W、芹沢地区が74.9W、八木蒔地区が78.7Wです。平成22年度は、10月末までの平均値でございますが、井上地区が63.8W、芹沢地区が76.0W、八木蒔地区が74.1Wとなっております。 ご質問のございました北浦地区・麻生地区の騒音のデータでございますが、調査データはございません。 ただいま申し上げましたように、今、過去5年間の数値を見ますと、最高値、平均値とも大きな変動は見られない状況がうかがえると感じているところでございます。 次に、前市長単独協定書締結による利用制限の続く放置されたままの手賀ゴルフ場跡地の行政対策はということでございまして、その後の経過、対応について及び市の具体的利用計画はについてお答えいたします。 本年の5月に農村資源開発センター構想実現のための用地譲渡に係る基本協定書締結にかかわる経過、資料等を本年度から委託しております顧問弁護士に照会をし、事案について説明を重ねてきたとことでございます。 10月からは、本協定書の破棄に向けた相手方との交渉について顧問弁護士と協議してまいりました。 現段階におきます協議結果を申し上げますと、1つとして、相手方の債務不履行として交渉に臨んだ場合、相手方に事業計画を提出されると容易に協定の解除ができなくなってしまうおそれがあること。2つとして、今の経済情勢からすると、相手方が事業計画を提出して事業に移すことはほぼ不可能ではないかということ。3つとして、10年間という期間が過ぎると、こちらの引き出しがふえ、協定解除に向けた交渉を有利に進めることができるのではないかということでございます。 本協定書の締結日から10年の経過を待ち結果的に動き出したほうがよいのではないかとの認識をしているところでございます。 次に、市の具体的利用計画につきましてお答えいたします。 当手賀ゴルフ場跡地の利用計画については、内部で検討しているところでございますが、今のところ具体的な案には至っておりません。 本協定書において、地元の理解を得られる事業で具現性のあるものからその都度譲渡する旨が定められておりますので、相手方からその条件を満たす事業が提出されない限りは、当該地において現状を大きく変えない程度で、市が何らかの事業を行うことについては、本協定書上、何ら問題はないと判断しているところでございます。 また、市としても10年経過後に具体的な利用活用に早く移せるよう利用計画を策定しておく必要があります。 なお、議員のご指摘のとおり、当該地の利用制限に伴う潜在的負の財産化ということも深く認識しておりまして、引き続き顧問弁護士等と協議しながらよりよい解決を図れるよう鋭意努力してまいります。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) 今答弁を市長を初め総務部長からいただきましたが、なかなか具体的なものは出てこない、あるいは言わんとしているところの目的がちょっと明確につかめないというふうな感じがしております。一つ一つまた聞いていきたいというふうに思います。 まず、1番目の課題について。これは前にも、その前にも私はこの測定値においては、現在とこの数字の列挙は大分乖離がある。現実的にはかなりうるさい。任意ではありましたけれども、以前私がはかった場合には、自宅では110の最高マックスを記録したというふうに言っております。これは、科学的な根拠は言われれば乏しいんですが、いつまでこれは防衛省の施設の数字をあてにしているんですか行方市は。何で行方市は自前でやろうとしないんですか。 1台が、先般政策推進課で聞きましたら400万円ないし500万円がかかるんだと、いわゆるうるささ指数においては、単なる音だけじゃなくていろいろな複合的な要因で測定をしなければならない。したがって、かなり高額のものが要求されるというふうな返答をいただきました。それが役所の答弁だと私は思うんです。そんなものへ要求していないですよ。しかしながら、いろいろなものを要望、要求するのには、それなりの根拠をこちらでも持っていていなければならないというものも事実であります。 したがって、私は立派な資格を持った民間業者は幾らでもあるはずですよ。そこに委託とか、そういうふうないろいろな方法を考えるべきだというふうに私は常々申し上げてきました。今の答弁の中にはそういった方向性も見えていません。これは国を信用しないわけではないですけれども、これを真に受ける住民はだれもいないはずであります。 ちなみに、うるささ指数の今最高で89というのがありましたね。85.6でしたか、89.2。これは、90というのが1つの具体的なうるささの感覚で言えば、目いっぱいいわゆるカラオケルームで、ボリュームを目いっぱい上げて、その音が90W。したがいまして、100を超えた場合には、日常生活においては、もちろん会話、電話、テレビ、すべてができませんよ。地域住民の人は話を中断して、農作業を中断してやっているんですよ。これが毎日永久的に続く、そのことを考えれば自前での数字ぐらいは抑えておかなければ意味がないですよ。 それから、北浦、麻生、数字はないと言いましたが、麻生中学校は検査では防衛の補助が入っているでしょう。そのときの数字を私は聞いているわけですよ。ないというようなとぼけた答弁は困りますよ。どうなんですか、市長、自前で数字をとらないと要望活動は意味のないものになりますよ。すべての根拠はそこにある。市長でして、総務部長じゃなくて、市長でいいですよ。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 高木議員さんのおっしゃるとおりでありますけれども、この要望活動という分については、私はこの数字でも十分できるんじゃないなと思っているところでありますし、これは政府のほうもこのことは認識しているということであります。そして、地元のきちんとしたデータをやったからその要望を持っていったから、それが通るということがないと私は思います。私ども審議の先生方といろいろ話をしてまいりました。ですから、現場のやつはみんな認識しておるわけであります、防衛省もみんなすべてね。それですから、地元の行方市ではかったその騒音の数値を示しても、それが要望活動に大いにプラスになるかと言ったら、費用対効果を見ますと私はいろいろ話を聞くとないと思います。 ですから、この防衛省のはかった数値でもってきちんと要望してもらう、要望する、そしてまた現場に、その先生方に現場に来てもらって実際体験してもらうということが一番私は重要かなと思っているところでございます。 そういうようなことこの問題については、騒音の問題については、前も本当に何回も質問されておりますので、この業者においても安くてできることがあれば、そういう業者とも相談していってやっていきたいと思いますけれども、現実的に何のために要望するか、これは予算をもらうとかそういうのだったらば今の段階で、私が聞いている段階では独自な調査をした結果を持って行っても変わりない、今の中で要望してもらっても十分要望活動ができるんじゃないかなということは、先生の中で話を聞いております。ですから、今言ったように、これから各自治体と連携をしながら国のほうにきちんとした要望活動をしてまいりたいと考えております。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) 冗談ですけれども、認識が市長は甘いというふうに私は思います。これは、玉造の騒音地区から市長を次に出さなくていけないというふうにも考えております。これは一つのあれですけれども、それほど地域住民の被害は甚大であるというふうに思います。 それから、ぜひ民間委託というものもありましたらば、いわゆる費用対効果、私は1台400万円も500万円もするやつは装置を設置してくれとは、要求というか、必要性は認めておりません、私自身も。費用対効果では、それではマイナスになっちゃいますから。それならば道路をつくるなり、ごみ置き場を整備したり、そういうものに使ってもらいたい、そういうふうに考えておりますが、ぜひコスト意識の中で、そういうふうなものを、測定値をちゃんとしたものをとらえていただきたいというふうに思います。 また、私先ほどの中で触れましたけれども、それ以外のいわゆる被害、粉じん被害、これは行方市には烏崎地区というのがあります。これは大した、きちっとしたデータを持っているわけじゃないですが、聞くところによりますとですよ、あそこは肺がん率が多いとか、そういう話も聞く話もあります。というのは、一方的に毎日ジェット噴射が行われている、いわゆる燃料が石油に準拠したものですから、かなり質が悪いもので、いわゆるその粉じん被害がかなりのものがある。それを毎日1つの地域に集中的に吹きつけられると、そういうふうな粉じんの被害、こういうようなものも危惧するところであります。ぜひ、これらのところは行政上も考慮していただければというふうに思います。 それから、先日これは飛行、いわゆるジェット機の落下の問題がありました。テレビ等でも報道されたというふうに思います。確かにこの当行方市においては、それは落下というのは現実的にはなかったみたいですけれども、以前には手賀地区に落下物があったというふうな話もあります。 したがいまして、これからの飛行コースあるいは飛行回数とかいろいろなことを考えると当然考えられる、そういった面での社会的な危険性というのは十分行方市においてはこれからますます考えておく必要がある。したがって、その辺のところを含めた要望活動に入れていただきたいというふうに思います。 それから、1つには、これはいわゆる少しはねた考えですけれども、最近の国際情勢、特に朝鮮半島の緊張感から見ると、首都圏を防衛に当たるこの百里基地、これに対するいわゆる緊張感の中で、この周辺としても前回の質問の中で私は国民保護法の問題を言いました。総務部長からも答弁がありましたけれども、これは1つにはすぐ有事の先には考えておくいわゆるマニュアル化の実現というふうなものも想定しておかなくちゃならない、そういうものは余分な、いわゆる行政かもしれないですが、市長としてはとらえておく必要があるというふうに思います。多分に遠い国の話ではないというふうな認識が行方市においては必要かなというふうに思います。 それから、その後の補償交渉について、私はこの特に再編交付金、これは10年間の有限であります。総額10億5,000万円弱、それから年々減っておりますけれども周辺整備基金、現在は1年度6,700万円ぐらい、まだ市はありますが、この辺のところの、じゃ幾らその10年後においてはすべていわゆる被害の受け入れ先でしかない行方市においては、これは先ほどのことを言わせていただきましたが、いろいろなことを想定すると、次のことも考えておかなくちゃならない。したがって、18市町村の中で連絡協議会が設置されて、1つの国への要望がなされておりますけれども、その中で強くそういった認識の中で行政は当たっておく必要がある。今までにはない、いわゆる行政の姿勢がそこに求められるというふうに思います。ぜひお願いしたいというふうに思います。 それから、特に私は個人的に思うんですが、これは市長、今の段階ではもちろん言えないと思うんですが、言える範囲で大まかで結構ですので、米軍の常駐化というのは話をこれは聞けないですよね。そういったことも想定しておく必要性もあるんじゃないかというふうに思います。いわゆる防衛問題に対する行方市の行政の一端として、それをつけ加えさせておいていただきというふうに思います。 それから、協議会との連携、これが一番これからの行方市行政の中ではいろいろな面で必要になるかと思います。よりちょっと具体的に市長、答弁をお願いできればと思います。
    ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 何と言っても協議会が設置できたということは、我々にとっても非常にいいということがあります。そういう中で、市といたしましても政策推進課のほうで担当するということで、特別担当を設けたわけでございます。そういう中で、今スタートしたというふうな段階でございますので、いろいろ今高木議員さんが言うような地域のこの要望を、行方市の要望をきちんとした協議会を通じ、また18自治体と連携をしながら積極的にやっていきたいと考えているところでございます。そういう中で、発足してまだ6カ月ぐらいというふうなところでございますので、やはり皆さんのいろいろなご意見をいただきながら、きちんとして行方市としての要望の方向性を今後決めていき、政策推進課が先頭になってやっていきたいと考えておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) これはいわゆる単独行政じゃなくて地域一体化した中での連携した力がよりこれからは必要かというふうに思いますので、ぜひ積極的に応援ないし支援体制をつくっていただきたい、そんなふうに思います。 それから、地域住民としては、そういうふうな再編交付金の使用についてですか、依然としてなかなか使い勝手が悪いと、あれはだめこれはだめという中で、いわゆる自由な選択性がないということが言われております。いまだにそういった声はあちこちから聞こえます。したがいまして、先日もいわゆる交付金の使用については、こういう使い道もあるというふうな補正の話がありました。したがいまして、交付金の使途制限については、交渉次第ではいろいろな面でいわゆる優遇性がそこに存在するというふうに私は思います。それも一つの交渉の内容じゃないかと。一つの与えられた財布の中で、だからしようがない、これしかないんだ、そういうことを直接的に住民に押しつけるんではなくて、住民のほうから下から、いわゆるボトムアップした形の中でそういったものが使途制限については撤廃、あるいはいろいろ自由度がきく、住民が納得するような交付金の使い方、こういうようなものを取り組んでいただきたいというふうに思います。 それから、あと1つ、2つ、この百里基地に対しては聞きたいんですが、今後、今現在行われている訓練はタイプⅠというふうな形だと思います。タイプⅡへの移行という話もありますが、それはある話はいわゆる市に対しては来ているのかどうか。あるいはここへ来て、いわゆるコースの変更、あるいは訓練内容等の変更は、行方市のほうには連絡はありましたか。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) ただいままで訓練は平成19年に2度行われております。これについては、タイプⅠでございます。平成21年度にも2度行われまして、これについてもタイプⅠ及びタイプⅡを各1回ずつもう既に実施しております。平成22年度については、ただいまのところ実施をされておりません。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) タイプⅠとタイプⅡは、いわゆる訓練の期間の問題と、そういうふうな形もあります。なかなか防衛問題ですから、すべて100%報告の義務がないというふうなこともあるのであれですけれども、それなりの周辺市町村としては、いわゆる監視というか、そこには連絡を密にした中にも独自の一つのそういった態度は必要かなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 では、次に2番に入ります。 梶無川流域についてであります。 先ほど市長は、県への要望状態であると、そういう認識がありました。実際そうですか。これは県のほうではもう動いているんじゃないですか。それはちょっと認識が違うんじゃないんですか、市長、どうですか。 探してもらっていても時間がなくなっちゃいますので、ここに先日県会が開かれた中での一つの内容があります。これをちょっと読み上げます。地元県議がこの梶無川について要望や県への質問の中で、近年梶無川は土砂堆積によって川底が上昇しのり面の一部が削られてしまい、地元ではのり面が今にも崩れそうだという不安の声が聞かれる。万が一、ゲリラ豪雨のような集中豪雨が発生した場合、大きな被害をもたらすのではないかと地域住民が大変危惧しており、一日も早い整備を要望していると、その中で進藤土木部長はこういうふうに答えています。梶無川は小美玉市野田地区から旧玉造町の中心部を流下し、霞ケ浦に注ぐ流路延長約6.3キロの一級河川です。これまでに流域の洪水被害軽減のため、河川の改修事業により整備を進め、霞ケ浦から県道鹿田玉造線金谷橋までの約3.8キロの整備が完了しています。その上流の金谷橋から、これが問題であります、県道鹿田玉造線上部の橋までの約1キロ、既に用地取得と堤防の整備を完了していますと。残る河道掘削工事を進めるため、現在行方市と掘削土砂の処分先などの調整を進めており、調整が済み次第速やかに工事に着手しますと。また、整備済みの区間についても引き続き堆積した土砂を撤去するなど、適切な維持管理に努めますというような答弁がございました。その中で、県のほうは予算化が来年度されているという話がありました。現在、先ほど市長が要望活動をしている状況というふうな形では現在県レベルでは違います。 それから、土砂は県が土砂の整理及びその処分先は、これは県が決めるんですか、行方市は関係ないですか。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) それでは、お答えしたいと思います。 県事業で、市町村のほうに相談があった部分については、市のほうでも対応するような形で協力をさせていただいているところですが、梶無川につきましてはまだそういう話は全然市のほうにおりてきていないのが実情でございます。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) これは現実には県のほうはそういうふうに動いていますので、後追いになりますが行方市はそういうふうな方向性でその計画を進めていただきたいというふうに思います。早速、連絡調整というのは速やかにしていただきたい、来年度予算に入るはずですからね。 したがいまして、あと土砂の問題、これは行方市が独自に処分先を県のほうが探すんだと、管理するんだというふうな答弁がございました。それでよろしいですか。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) そのとおりでございます。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) では、それに地元の行政が先走って探す必要はないし、あるいは探したとすればそれは大変なことになりますよ。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) そのしゅんせつ土の土砂でございますが、しゅんせつ土の土砂は水分も相当多く含まれているし、また利用可能な土砂というわけにはいきませんので、一時仮置きをしまして、水分を撤去してから運搬するような形になるか、あるいは防水タイプのダンプで運搬するかということになろうかと思います。その中でやはり市のほうでも捨て場がありませんので、これは県のほうで地元関係者と協議の上、捨て場のほうを見つけるか、あるいは県のほうのストックヤードにストックするかという方法しかないと思いますので。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) 現実的にはほとんどが水分である土砂だというふうに思います。したがいまして、行方市にできるだけ近いところと、遠いところへ持っていくわけにもまいりません、費用的なことを考えても。ですから、もしそういう話が県からあった場合には、速やかに県のほうも協力体制をとっていただきたいというふうに思います。 私もこの梶無川を何回も見に行きました。本当に狭いですよね、狭くなっちゃいました。一級河川の面影が全然ないですよ。ほとんどヨシと島ができちゃっております。小美玉地区においては、かなり整備はされていますが、肝心の出口、これが詰まっては河川の意味が全然なさないわけでありますから、ここが一番のど元が詰まっていますから、茨城空港の開港もありましたけれども、すべてここで受け入れるというふうな形もあります。したがいまして、霞ケ浦の浄化の問題もいろいろありますから、複雑な問題がここに入ってくると思います。したがいまして、行政はできるだけそこの地元住民の不安というか、それを取り除くような行政を積極的に取り組んでいただきたい、そのように思います。 最近の気候変動においては、かなり集中的に、あるいは特定地域的に限定した、考えられない、想定のできない集中豪雨も考えられます。したがいまして、あそこの一級河川梶無川の流量はなかなか計算していないとは思いますが、それとそれに対する、想定される被害地域を考えると膨大なものがいわゆる災害として想定されます。ぜひ一日も早い一つの工事着工、そして不安解消に向けて取り組んでいただきたい、そのように思います。 3番目に入ります。 すべてのこのゴルフ場のいろいろなものに対して、危惧するところ、不安とするところ、本当は住民がすべてこの問題を知った場合には大変な不安を覚えるのは、これはだれでもそうだというふうに思います。事実、この7年間の経過の中でこの行方市の行政は、一歩もこの問題については進んでおりません。55町歩にわたる1つの市有地の利用が、行方市ができないというんであれば、これを個人に置きかえた場合には大変な問題であると思います。すべてのこの制限、利用の障害の、これはこの協定書の存在にあると、私はそういうふうに思います。 先ほど7年経過の中で、10年後は破棄を求めて、いわゆる顧問弁護士と交渉をしているというふうにありました。しかしながら、この10年が経過した後には、私も何回も言わせていただきましたが、甲乙丙、三者協議によると書いてあります、最後の条文に。その場合、二者は向こう同じ会社ですからね、関連会社。したがいまして、2対1で負けちゃいますよ。言われた場合には市は何とも言えないと思いますよ。いわゆる現在あと残された3年の中で、既定事実、計画の具体性、そういうふうなものを積み重ねつつある中で押し切るしかないですよね。それだけに法的拘束力はここには強いと思いますよ。もし10年後にまた継続でそういう形があった場合に、これは単なる負の財産化というふうにはかえられないと思います。私は、利用制限がそこに入っている以上、いわゆる被害がそこに生じている。したがって、そこには市としては行政訴訟なり損害賠償も存在するんじゃないかというふうに考えております。弁護士は、その辺の見解に対してどういうふうに思っていますか。そういうふうな交渉をしているんでしょう。部長、お願いします。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 先ほどご答弁申し上げたのが弁護士、今現在弁護士と話をしているそのままの結果を申し上げたわけでございます。高木議員さんがご懸念なさっているその10年経過後の処理については、前回の議会の中でご答弁申し上げたわけでございますが、そのときには市からあえて動かず淡々と市としては進めばよろしいのではないかというようなことでご答弁申し上げていると思うところでございます。ただし、そこで相手方から損害賠償を請求される場合はあるということでございます。 繰り返しになりますけれども、いろいろ先ほど言いました今の段階でのリスクを考えた場合に、3年を経過して動くほうがベターなのではないかというのが事務方の弁護士とご相談申し上げている中身でございます。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) 今、部長答弁の中で損害を求められる可能性があると、弁護士もそういうふうな見解は持っていると言われました。では、7年間向こうは何もしていないんですよ、協定書1枚に判こを押しただけですよ。何の事業も--1ありましたよ、何ていうか、土壌改良による農産物の生産とか、そらぞらしい文面がありましたよ。しかし、この7年間何もなかったですよ。何も具体性なものは、計画はここには市のほうに提示はなかったですよ。では、その責任はどうするんですか。7年間何もしていないもので、それで損害を求められる可能性があると、確かに事務方の考えでしょう、それは。市民の代表として交渉しているんですか、部長。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 相手方と私になってから、直接交渉はしてございません。先ほども答弁で申し上げましたように、この間具現性のある市にとっても有効であるご提案はなされてこなかったということでございます。そういう段階でございまして、現段階におきまして、相手方にその約束を守られていないということで債務不履行、逆に市のほうが交渉に臨んだ場合に、先ほど申し上げましたように、相手方から事業計画が提出されて、結果的に協定解除ができなくなるのではないかということのおそれがあるということが弁護士のお話でもございました。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) 何とも煮え切れない話でありますね。これはもしこれが利用ができたならば、あそこからどういうふうな計画かはあれですけれども、もし行方市があそこに利用の施設ができて、利益を生む可能性だってあったわけですよね、仮にですよ。あるいは、そうだとすれば雇用の創出もできる、あるいはそこからの利益も出す形もありますよ。すべてこれが生み出せないというような状況がその協定書の制限、障害の壁であります。そういう可能性だってなきにしもあらずですよ。 したがって、みすみす市民から怒られないから、そのままでずるずるやってきたのがこの7年間の行政ですよ。これ市長、本当に前回は個人的な一つの判断の中で結ばれたというふうな見解がありました。ぜひ強気な形で臨んでいただきたい、そういうふうに思います。個人の懐ぐあいの話でしたらば、これで済まない話だというふうに私は思います。 この7年間、行方市は何もしなかったというのは、これは何回も私は言わせていただいているけれども、不作為の行為ですよ、不作為の罪ですよ。利益、雇用すべて、あるいはあそこから市施設が税金が上がらないでしょうよ。税収の減ですよ。したがって、協定書の存在において、市としてはマイナスの要因ばかりですよ。それをただただ協定書1枚の中で7年間放置され、そこに手を突っ込むと損害賠償を求められると、こんなばかな話ないでしょう、これ。ほかの市に笑われちゃいますよ、こんな行政で。今回は、住民に知ってもらうためにも私は取り上げましたけれども、これは大きな問題であるというふうに思います。 したがいまして、一日も早い解消と、それから最低限10年後には破棄を求める、いわゆる一つの計画でいると、そういうふうな答弁がありました。3年後といいますと市長、任期中ですか。 ぜひ、そういうふうな私は住民からすれば、そういうふうに思っているはずであります。ぜひ、そういうふうな方向性で臨んで、行政は住民のためにある行政でありますので、それこそ目線に立った行政というふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、4番目に入ります。 来年度予算編成方針について、これは概略的な形で国・県のほうも今のところあいまいもことしてはっきりしない方向性があります。したがいまして、市レベルでは、いわゆる単独的なものはなかなか難しいというのが現実もあります。特にこの1番目と2番目、少子高齢化あるいは雇用対策、これに対しては多くの複合的な、いわゆる総合的な政策をもって臨まないと恐らく10年、20年では解決できない政策であろうというふうには思います。それをわかっての質問であります。 その中で、県のほうでは今年度からですか、いわゆる一つの緊急雇用対策として、支援事業として3カ年の計画の中で、各自治体に雇用形態を創出ということで幾つかの方向性が言われています。しかしながら、単年度予算による対処だというふうに聞いています。来年度、再来年度の計画については、それは行方市としては想定していますか。 ○議長(平野晋一君) 辺田財政課長。 ◎財政課長(辺田洋一郎君) お答えいたします。 21年度、22年度ふるさと雇用特別基金事業あるいは緊急雇用ということで、平成22年の第4号補正まで合わせますと21年度が1,244万6,000円、22年度が1億975万6,000円、そういった事業があります。 来年につきましては、まだ県から具体的な指示もおりていません。 また、今予算をまとめている最中でありまして、商工観光課のほうからそういった要望があれば、そういった事業があれば取り入れていきたいと考えております。 また、雇用関係につきましては、市長答弁にもありましたように市全域にすそ野を広げることがなかなかできず、その効果も薄い状況であります。 去る11月26日に国の補正予算が成立しました。これは地域活性化交付金、いわゆるきめ細かな交付金、あるいは住民生活に光をそそぐ交付金と呼ばれております。詳細についてはまだ資料などがおりてきておりませんので、まだわからないんですが、いずれにいたしましてもこの中に雇用関係があるかどうか精査して事業として取り入れていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) ぜひ、そういうふうな要望活動はしていただきたいというふうに思います。1人でも2人でも地元に雇用が生まれればというふうに思います。 最近の高校生、大学卒の就職率の問題も含めると、本当に昔としたらば即戦力も、なかなか雇用の機会に恵まれないというような現実でありますので、そういう人たちに、たとえ1年でもそういうふうな契約の中でも雇用形態はその機会を与えていただきたい、そういうふうに思います。 あとは、4番目の質問については、いわゆる概略的な一つの指針、考え方というものを問うものですので、そういった方向で答弁していただければと思うんですが、まず少子化について、これは市長、確かに婚活の議論もありました。あるいはその活動の実績も上がっております。そういったものは、今までにない活動は見えております。しかしながら、依然として難しいのもそれは十分だれもが100人が100人認識するところであります。その具体的なものにはだれも答えができないのが現実であります。 その中で私は思うんですが、この少子化については、特に各地ではモデルケースも、私は研修の機会に恵まれまして行きましたが、専門部署の設定、いわゆる子育て課とか子ども課とかそういったたぐい、そういうふうなものがこの少子化に対しては、いわゆる課の設定を組んで臨まなければ難しいんじゃないかなというふうに個人的には思っています。その延長化にはもちろん幼保の一体化というふうな問題もあります。これも国も決まっていません。これは高橋議員がこの前言いましたけれどもね、そういった具体的な課題も多分にあります、含んでおります。 それから、幼稚園の就園率のいわゆる40%、あるいはいろいろな問題の中で民営化というような問題も効率的にはコスト面からはいいんじゃないか、あるいはそういった議論もなされている最中であります。あるいは、小学校、中学校の一貫化、これも先日の議論を議会の中でうたわれました。そういった広い意味で教育、それから少子化対策というのは臨まれると、臨んでいかなければならないというふうに考えています。 したがいまして、その専門部署が、いわゆる多岐にわたってばらばらの行政ではできないんじゃないかと。これからの時代の要請に対してはこういった課の設定が必要じゃないかと思うんですが、市長どうでしょう。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 少子化というのは、やはり本当に1つの問題じゃなく非常に範囲が広いと私は思います。ですから、少子化は今の事業の中で福祉課でもやるし、教育課、そしてまた経済部のほうにも多岐に広がって少子化対策のほうが織り込んでいるんじゃないかなと思います。本当に婚活に始まり、そしてまた婚活したらば、就労、雇用の対策もしない、雇用対策するのにもやはり企業誘致をしなきゃならない。そうしたらば、あとはお年寄りになればお年寄りが安心して生活できるような福祉の充実を図るということで、この政策が広範囲にわたるということは我々も認識しているところでございます。 そういう中で、さっきの答弁にもあったように定住化支援センターというものを23年度に設立をいたしまして、その中でいろいろな広範囲に基づいて少子化対策を進めていきたいということで今取り組んでいるところでございます。婚活、それからまた子育て支援、そしてまた定住化、そしてまた雇用対策というようなことでそういうのを一つ一つできるところから事業を進めながら、広範囲に進めて、少子化対策を進めていくということで、先ほども言いましたように定住化支援センターを設けて、そこでその対策を進めていこうということで23年度に進めていきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) 市長も常々、あと今答弁がなかったですけれども、幼保とか幼稚園の民営化とか一体化、この辺のところも一つの流れの中であるべき姿を求めていっていただきたいというふうに思います。 高齢化に対してですけれども、先日いろいろな会合がありまして、私も顔を出していたときにあるお年寄りは、特に最近はひとり暮らしの老人の方も、そういう家庭も多いです。あるいは交通弱者のお宅もあります。 したがいまして、先日行われました市長との懇話会とか、あるいは今度行うであろう選挙とか、あるいはいろいろな説明会、光ファイバの説明会がありましたけれども、あるいは健康検診、こういったこともいろいろな遠いところに行かなくちゃならないと、したがってなかなか行けないんだと、そういう声が聞かれます。いわゆるこれは効率化を求めているようですけれども逆ですよね。ましてや、分庁方式になって、いろいろ住民の方は不便性を感じているのが多々あります。それに対応する、いわゆる窓口は総合窓口というふうなことで対応していますが、まだまだ住民の方々は出先機関のいろいろな説明会、あるいはそういったものに対して不便さを感じております。 これから、本当に寒いとき、雨が降ったとき、そういうところに交通弱者あるいはご老人の方はなかなか行けないですよ。これはきめ細かなサービスを行政として求めていると言っていますが、現実的にはそれが上がっていない。手間がかかってもこれは行かなくちゃならない。数多くその機会を住民の方に来てもらってわかってもらうというのは、これは行政の基本だというふうに思います。こういった面のコストは削るべきじゃないというふうに思います。 特に先日は、健康診断のことで私はいろいろなことの要望を受けました。ことしは北浦で実施しました。これは現在はこの健康診断というのは1カ所でやっているんですか。違いますか、旧町でやっていますか、その辺をちょっと確認をちょっとわからなかったので。 ○議長(平野晋一君) 高野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高野幸男君) 健康診断につきましては、それぞれの旧町ですから、麻生地区、北浦地区、玉造地区、それぞれ保健センターで実施をしているところでございます。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) これは玉造の人が北浦に行かなくちゃならないんだよという話を聞いたんですよね、玉造の人が北浦に行かなくちゃならない。 ○議長(平野晋一君) 高野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高野幸男君) それぞれ地区での日程も設定しておりまして、その中で行けなかった方につきましては、その次の地区、そういったところで健診ができるといったようなことにしておりますので、ちょっとなぜその人が行ったかどうかというのは、私のほうで具体的には把握はしておりませんけれども、多分そういったことがあって、玉造の方が北浦へ行ったのかなというふうに思います。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) それならばもう一回旧町でやってあげたらどうですか。これは行かなければ受診率が下がっちゃいますよ。したがって、最終的には恐らくなかなか現実的に難しいですよ。若い人には世話になりたくないお年寄りもいるでしょうし、足がないお年寄りもいるし、いろいろなケースがありますよ。だとすれば、いろいろな事情があるかもしれないですけれども、もう一回旧町で近くでぜひやっていただきたい。それはちょっと要望ですけれども、現実的な問題でありますから。これはもしそういったお年寄りが診断を受けなくて、大きな病気にかかった場合、1人で100万円ぐらいかかっちゃいますからね。今、行方市は100万円ないでしょう、国保の貯金は、そういった現実であります。したがって、そういうふうなお年寄りに優しい行政というのは、そういうところにも一つあらわれるんじゃないかと、市長どうですか、それを設定していただけますか。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 今現在旧3町の保健センターでやっているというふうなところであります。そういう中で、今聞くところに、何人もいないんじゃないかなと思います。1人2人が多分そのときに受けられなくて、受けるためにまた北浦の保健センターに行って診察を受けたのかなと思います。そういう中で、1人、2人のためにもう一回同じところをそこでやるというのはちょっと費用対効果もありますので、ちょっと今すぐそれは難しいかなと思いますし、またそこでできるようにきちんとしたお年寄りに周知の徹底を図りながら、なるべくそこで旧町単位の中で診察を受けてもらうように努力していきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) 確かに市長1人と言われましたけれども、1人、2人のためならばそれは市長の言うのは正しいですよ。しかし、もっといた場合にはそれは考えてください。いろいろな事情があるわけですから、行政はその辺ところを優しい行政であってほしいというふうに思います。 それから、雇用対策、これも先ほど言わせていただきましたが、特に若者もそういった面で確かに厳しい社会状況がありますけれども、あとはもう一つ、高齢者も現在の60歳定年を迎えてからもまだまだ働きたいと、そういう機会もないんだと。したがって、高齢者の雇用対策、こういうものは今現在シルバーがありますけれども、こういったものの機会を行政がつくってあげる、そういったことがこれからどんどん必要になってくるんじゃないかというふうに思いますけれども、どうですか。市長でいいです。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) そうですね、高齢者対策として上げましてね、今シルバー人材センターが今高齢者の生きがいづくり、または地域貢献という形でお願いしているところでございますけれども、この不景気の中で仕事量も非常に減っているというふうなところでありまして、運営も非常にままならないというふうな現状でございます。そういう中で、やはり高齢者が働くような機会も市としても今議論をしているというふうなところでございます。まことにこれは大事なことでありますので、先ほども言ったように、企業誘致、ほかにばかり頼ってではなく、やはり行方市独自なそういう雇用の場を創出していきたいと私は考えておりますので、今後とも課長また部長と連携しながら、その方向性を出していきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野晋一君) 10番、高木君。 ◆10番(高木正君) わかりました。ぜひ年齢的にも先ほど27.4%というような高齢化率というようなことがございました。恐らく27年度まではどんどんこれが進むというふうな方向性であると思います。いわゆる潜在的な負担の年齢層と言ったら失礼に当たります。しかしながら、もっともっと元気なお年寄りがふえていくというのは、そういう層が厚くなるというのも事実であります。それが行政に与える影響というものは多分にあると思います。したがいまして、行政がその支援をするというのは、必要性がそこにあるというふうに思います。これは、以前は介護も自分の家の中で処理していた問題、それが現在は社会全体で支えるという形になります。いわゆるそういったものが、いろいろ面が行政にのしかかってくるというふうな形もこれからの行政には求められるというふうに思います。確かに難しい課題であるし、問題であるというふうに思いますが、そこはひとつ行方市に合った、身の丈に合った中で努力をしていただきたいというふうに思います。 それから、食をテーマにした行政ということであります。 これは、先ほど冒頭でも私は言わせていただきましたが、行方市の生きる道は、私はこれからは製造業とかいろいろなものの融資とか、そういうふうなお題目だけ並べて絵にかいたもちで終わるものではなくて、いわゆるこの地に合った、足のついた雇用あるいは利益あるいはそういったものを融資すべきだというふうに考えております。自前でできなければ、やっぱりほかの知恵とか資本とか、あるいは企業の力をかりなければならないのも現実というふうに思います。それを有効利用することによって、その行方市のそこに活性化が生まれれば、若者あるいは雇用、あるいは税金ですか、そういった財政上のものもいろいろなものがクリアできるんじゃないかというふうに考えます。1つの理想論のお話でございますが、それに一歩一歩近づいていただければというふうに思います。 市長は2年目であります。2年目が本領発揮の行政であるというふうに私は見ています。したがいまして、次の来年度予算の中でどのようなものが現実化され、考えがそこに浸透され、住民のほうに理解を得られるか、それを期待したいと思いますので、よろしくお願いしたいというふう思います。 私の質問はいいです。答弁は結構です。 ○議長(平野晋一君) ここで18番、成嶌常松君が出席しましたので、ご報告いたします。 ここで暫時休憩いたします。 再開は11時40分からとします。                             (午前11時26分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                             (午前11時42分)--------------------------------------- △椎名正利君 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名政利君。          〔14番 椎名政利君登壇〕 ◆14番(椎名政利君) 通告により一般質問をさせていただきたいと思います。 合併して5年が過ぎ、少子高齢化、人口減が進み、不況の中市長を初め、執行部皆様の行政運営に対し心からまずは敬意を表したいと思います。 数年前より学校等適正配置実施計画ということで、3つの総合の基本的な考え方を打ち出し、市報なめがたを初め、いろいろなところで市民に対して示してきたと思います。一般市民からは、学校統合はどうなっているのか、特に伊藤市政になってからは、玉造、北浦地区についてはトーンダウンしたかのような声が聞かれます。先日、3地区でありました市長と語ろう地区懇談会の資料でも示されましたが、学校統合については、地区によっては説明までいかなかったところもあったようです。そこで学校等適正配置実施計画について質問をさせていただきます。 きのうの高橋議員と重複するところもあると思いますが、初めに麻生、玉造、北浦、3地区の進捗状況についてお伺いをします。 次に、麻生地区について、麻生小学校、麻生東小学校、麻生中学校と校名は決まったわけですが、通学方法、通学道路などの整備についてお伺いをします。 また、25年度より麻生幼稚園の統合も示されているようですが、概要についてお伺いをします。 次に、廃校、跡地の利用についてお伺いをします。 各小学校は開校以来約100年の長い歴史と伝統を築き、地域とともに歩んできているわけです。地域交流の場が少なくなっている昨今、特に運動会などに行ってみますと、保護者、家族、家族以外や地区外の人々、多くの人が子供たちを応援しながら楽しんでいる姿が見受けます。学校が統合することにより、遠くになり、そのような交流の場が少なくなることについて市の考えのお伺いをします。 また、麻生中学校の建設により、麻生地区の運動公園がなくなることにより、今まで行われてきたいろいろなイベントができなくなるわけです。特に県内でも有名なあきんど祭など今後についてお伺いをします。 以上、明快な答弁をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野晋一君) ここで昼食のため暫時休憩をいたします。 再開は1時半からといたします。よろしくお願いします。                             (午前11時46分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) 定刻前ですが、全員そろいましたので会議を再開いたします。 それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。                              (午後1時30分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。          〔市長 伊藤孝一君登壇〕 ◎市長(伊藤孝一君) では、14番、椎名議員の質問にお答えをしたいと思います。 まず初めに、学校等適正配置実施計画の概要及び進捗状況、麻生、玉造、北浦、3地区の進捗状況でありますが、麻生の統合麻生中学校は新築工事に着手し、統合麻生小学校は耐震補強・大規模改造工事に着手しております。また、統合麻生東小学校についても屋内運動場の設計業務に着手したところであり、おおむね順調に進捗しておるところでございます。 また、玉造地区統合小学校につきましては、8月27日に建設委員会を設立し、場所の検討や基本構想、基本計画の策定に着手しております。 北浦地区統合小学校につきましては、2番、高橋議員の一般質問にお答えをしたとおり、再度地域の方々の意見を聞く場を設け、計画の見直しを含め検討してまいりたいと思います。 次に、(2)の麻生統合2小学校、また中学校について通学方法、また通学路の整備、麻生幼稚園、平成25年度統廃合の概要については、教育次長より答弁させます。 次に、(4)の廃校、跡地の利用についての質問にお答えをしたいと思います。 学校等適正配置に伴う廃校となる施設及び跡地は市民の重要な財産であり、その価値を引き出し、行方市のためになるような方策を定めることは行政の責務であると思います。 今年度、庁内に関係部課長で組織する学校跡地等利活用計画策定委員会を設置いたしました。今後、処分を含めた利活用の計画策定を予定しております。 最終的には、社会教育施設や防災拠点などを考慮しながら、地域の皆様方のご意見をいただきながら利活用に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、コミュニティの場所に関する市の考え方についてお答えをしたいと思います。 一般的なコミュニティといたしましては、同じ趣味、目的などを持った皆様方が集うコミュニティや地域の皆様が集うコミュニティなどが考えられます。身近なコミュニティとは、自治会、区などが交流の場として存在し、清掃活動や防犯活動などさまざまな活動を通じて地域を支えていることなどが挙げられます。 小学校の運動会等もまた1つの市民のコミュニティの場所であり、市といたしましても大変重要な場所であるととらえております。 また、コミュニティの場所の多くは、行政がつくる部分や市民の皆さんがみずから実施される場所もありますが、これらコミュニティの場所に関しては地域社会の重要な部分を担っていると考えております。 現在進められている学校等適正配置実施計画が進む中で、地域コミュニティの場所となり得る学校跡地の利用に関しましても学校跡地等利活用計画策定委員会の中で協議検討しているところでございます。 また、これらの場所をいかに確保するかに関しましては、現存する公民館や地域コミュニティセンター等を有効に活用していただくとともに、行政のみならず地域の皆様とのご協力を得ながら、市民の皆さんとともに今後のコミュニティの場所づくりに努めていかなければならないと考えております。 次に、(6)の麻生地区のイベント会場、運動公園がなくなってしまうが、あきんど祭などについての考えについてお答えをしたいと思います。 麻生運動場で開催されているあきんど祭については、本年で4回を数えました。大勢の皆様方が訪れているところです。現在の開催場所について、学校等適正配置実施計画により麻生地区の統合中学校の用地となることになっております。 過日、市商工会より今後も今の場所で開催したいという要望があったところであります。 今後、学校用地となりますので、教育委員会と協議をしてまいりたいと思います。 また、ほかに開催できる場所がないかについても、検討してみたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 なお、麻生運動場の利用については、当面現在の麻生中を利用できるように進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) それでは、私のほうから14番、椎名議員さんの質問にお答えをしたいと思います。 私のほうからは、(2)の麻生統合2小学校・中学校について、通学方法、②の通学路の整備(信号機等の設置)、(3)の麻生幼稚園、平成25年度統廃合の概要という内容について答弁をさせていただきたいと思います。 まず、麻生の統合2小学校・中学校についての通学方法でございますけれども、現在、旧麻生地区の小学校、中学校の児童・生徒さんの通学方法は、徒歩または自転車というようなことで通学をしていただいているという状況でございます。今回、合併に伴いまして、通学の範囲が広がるというようなことでありまして、徒歩、自転車の通学のほかにスクールバスの運行を考えているところでございます。 義務教育諸学校施設費国庫負担法という法律の基準に基づきまして、小学校についてはおおむね4キロメートル以上、中学校についてはおおむね6キロメートル以上についてスクールバスの運行を計画をしているところでございます。 しかしながら、これはあくまでそのキロ数につきましては目安でございます。低学年と高学年の体力差等もありましょうし、あるいはその身体の故障といったようなことも十分考慮をしなければならないというふうに考えておりますので、それぞれの実情に合わせた運行というものを計画したいと考えているところでございます。 また、中学校につきましては、部活動等も盛んに行われております。また、北浦中学校や玉造中学校の状況との調整を図りながら運行計画を立てていきたいというふうに考えております。 なお、スクールバスの運行に当たりましては、道路運送法第4条の一般旅客自動車運送事業または第78条の自家用有償旅客運送の規定をクリアできるような運行形態をとりたいということで考えております。それらを考えますと、区域運行あるいは有償運送等になってくるかというふうに思いますが、これらについて陸運局のほうと協議、検討を進めているところでございます。結果につきましては、現在進めております統合麻生小学校の運営検討委員会及び統合麻生中学校の運営検討委員会にお諮りをして、実施方法については決定をしていきたいというふうに思っております。 また、受益者負担についてでございますけれども、現在、幼稚園の通園につきまして、月額3,000円をちょうだいしておるというような状況がございます。これらと同等の経費負担をお願いしたいというふうに考えているところでございます。 次に、通学路の整備関係でございます。 通学路整備につきましては、今建設課のほうで麻生中学校及び麻生小学校ともに周辺道路の整備に関しまして9月の補正で調査設計費をそれぞれお願いをいたしました。それに基づいて、10月に一般競争入札によって、発注がなされたというふうに聞いております。現在、委託業者によって現地及び道路の設計を行っているところでありますけれども、それらの業務が終わり次第地権者との説明会を実施する予定で進めてもらっております。 なお、信号機あるいは横断歩道といったような安全施設につきましては、幅員に伴う危険な交差点の箇所も出てくるかと思われますので、それらについては警察等の関係機関とも調整をしながら、要望もあわせて考えていきたいというふうに思っております。 最後に、(3)の麻生幼稚園、平成25年度統廃合の概要についてでございますけれども、現在の麻生幼稚園と太田幼稚園を統合いたしまして、現在の麻生小学校の敷地内に園舎を新築して、平成25年4月に開園をするということで計画をしております。 この計画に基づきまして、平成23年度には、現麻生幼稚園の耐力度調査及び園舎建築の工事の設計等をしていきたいということで計画しておるところでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) まず、とりあえず答弁どうもありがとうございました。 まず、1番の麻生、玉造、北浦、3地区の進捗状況ということで、確認の意味で答弁をいただきました。 統廃合の概要ということで、この前の市長と語ろう地区懇談会、あの資料の中に最後のこれに学校適正配置の計画概要がうたわれております。これは、1番の麻生中学校、これは今建設の運びになっていると。小学校は2校、麻生の麻生小、新しい小学校の名前が麻生小学校のほうが、これも今進んでいると。南部の北浦地区の麻生の東小学校ですか、なるところは麻生の一中を使って、これが25年度に開校できるということで、ここの5番にあります玉造の小学校ですか、これは玉造の運動場ということで示されておるわけですが、この玉造地区の小学校のこの玉造運動場、予定の運動場になっているところは、大分借地が多いということで、これはこのまま借地を継続していくのか、どういうふうにするのか、まずお聞きをしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) それでは、お答えをしたいと思います。 玉造地区の統合小学校につきまして、玉造の運動場の一角にということの計画になっておるわけです。これにつきましては、こういう計画ができ上がった段階で、地権者の皆さんにはご説明をして、その学校用地になるということについてはご了解を得ているというような状況でございます。買い取りをするか、それから借地のままにするかという部分につきましては、まだ結論は出ておりませんけれども、中にはそういう事態になったらば売却をしてもいいという方もいらっしゃいますし、借地のままでというようなことでの方もいらっしゃいます。私どもとしては、その公共用地については、売却によって取得をしてというようなことで基本的には考えておりますけれども、地権者の皆さんの意向も確認をしながら今後進めていきたいということで考えております。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) 14番。 ちょっと玉造を歩いていたときに、ある一般の方の意見として、合併前にふれあいランド近くの1町歩近くの土地が求めてあるんだと。あそこは前に幼稚園、子育て支援センターというような計画があったんだけれども、政権が変わってあそこがあいちゃっているんだと。だから、あの辺もどうせ買うならば、あの辺の敷地もどうなのかなというような意見がちょっとありました。そういうことで、その件については検討も何もそれはしていないでしょうが、意見があればちょっと次長か市長、ちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) そういう土地があることは承知しております。それで今かつてその幼稚園の用地というようなことで取得したということでありまして、学校教育課のほうで年に何度か行きまして、除草をしているというような状況がございます。議員おっしゃいましたように1町歩程度というようなことでありますので、統合の小学校をつくるためには面積的には非常に狭いというようなこともありまして、それにその周辺を買い足してというようなことについては検討をしておりません。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そういう意見もあったということで、それでせっかくあの土地は合併前に、私も玉造を歩いていたときに何であそこつくらないんだと。言ったならば、風が当たるからだと。そして合併した前の市長さんにやっぱりここの議場の中で聞いたときに、やっぱり同じような声があったんですよね。風が当たるから、今現在、上の小学校のところのあの裏のほうへ建てるんだと。あのときに、私はやっぱりここで言ったので記憶しています。やっぱり同じ議員さんの中で、あそこだって風が当たるだろうと、道路の整備はどうするんだと。道路は整備するんだと、だけれどもあそこは道路整備できねえべよなと。やっぱり同じ議員さんの仲間の中でもこれを話していたことを記憶にあります。 これは本当に学校というのは、永遠につくったら続くわけですよね。例えば振り返って見ますと、この玉造町が今の中学校に統合するときに大分もめた。そのために羽生から向こうの現原という、あっちの小川寄りのほうが小川の中学校へ一部受けてもらったと。今も現在続いているのかなと、何年か。それで、あとはこれね、北浦町史、これは平成16年12月25日発行、発行者、北浦町長、伊藤孝一、その当時の市長さんです。これなんかもちょっと見てみましたら、ちょっとこういうのがあったので、やっぱり中学校建設のときのやっぱりこれはもめているんですね、大分。これは新聞なんかでも大分載りまして、学校登校拒否したようなことが載っています、議会やいろいろなところでもめてね。これだけやっぱりもめる要素があるわけですよね、学校というのは。だから、本当にこの地域のところで十分説明会、きのうの高橋議員さんの質問の中にもあったけれども、なかなか説明会をやっても何人も集まってこないと、時代がそうしているのかなと。けれども、やっぱり関心はあるわけですよね、一般市民は。だから、いろいろな角度でやっぱり説明をして、やっぱり知ってもらう必要があるのかなと。それだって反対はあると思いますが、そうしてやることによって、できるだけ理解をしていただきたいと。 これからも市長の答弁にもありますように、学校というのは本当に重要課題だということなので、これはこのまま進めていくほかないわけないので、できるだけトラブルのないようにこれは進めていただきたいということで、その件について市長、せっかくこれをこういうのが私も読ませていただいて、このときのね、北浦町史というやつかな、これを1部ちょっとこうコピーを持ってきたんですが、ちょっとコメントがあれば、お願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 椎名議員さんの北浦の例と言いますけれども、北浦中学の統廃合になった場合も大きな問題になりまして、登校拒否とかむしろ旗も立てたというような話を聞いているところでございます。 そういう中で、やはり学校の統廃合については、やはり地域性もあるし、やはりいろいろな面で文化や伝統とか、そういうのもまた今言うコミュニティの問題もあるし、いろいろな地域性がかかわってきますので、私はやはり地元の皆さんが本当にすべての多くの皆さんが納得して、決定していきたいというようなところでありますので、なるだけ地域の皆さんのご意見を参考にしながらやっていこうということで、そういう方針でやっているところでございます。 そういう中で、麻生方面はきちんと方向性が決まったということで順調に進捗している。また、玉造地区においては、検討委員会、建設委員会も立ち上げやっているということもあります。これもやはりもともと現場の意見を聞きながら、皆さん納得できるような方向で進めていくということで進めています。 そしてまた、北浦地区におかれましては、高橋議員のときにもお答えをしたとおりに地域にいろいろなご意見があるということがありますので、もう一度地域に落として、皆さんのいろいろなご意見を聞きながら、皆さんが納得できるような方向性で統廃合を決めていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そういうことで、建設に当たっては本当に地元と地元住民との話し合いを十分にやっていただいて進めていただきたいということで、次に移ります。 (2)の麻生統合2小学校・中学校についてということで再質問ということでさせていただきたいと思います。 1番の通学方法ということで、先ほど次長のほうから説明いただきました。徒歩から自転車、スクールバスというふうなことで、バスのほうは4キロ以上がバスというふうなことで、これは割合麻生小学校、これが24年度から開校になるわけですが、麻生小学校については、バスは回しやすいと思うんですが、25年度開校になる麻生の東小学校ですか、これのバスなんかはまだ大変だと思いますよね。それで、先ほど自転車というような答弁があったと思うんですけれども、自転車もこれは認めるようになるんですか。なかったんですか、小学校に関しては。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 現在、旧麻生地域の学校については、小学生に自転車通学を認めているところはございません。しかしながら、北浦、それから玉造、すべてではありませんけれども、一部の学校でそういう方法をとっているところもあるというようなことでございます。基本的には、徒歩とスクールバスというようなことで考えているわけではありますけれども、やはり距離によっては自転車という部分も検討すべき案件なのかなというふうには思っております。また、すべてがすべて自転車通学を許可するということではなくて、既に行われている北浦であるとか玉造の一部で行われている事例、そういったものを勘案しながら、あとは何年生から許可していくのかというような部分につきましても、先ほど申し上げました現在立ち上がっております小学校の運営検討委員会の中で十分討議をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) では、現在麻生では認めていないけれども、これからも検討して認めていくような方向ということで、これは一番大事な交通事故とかいろいろとかかわってくるので、本当にいろいろ検討して事故のないような通学方法を検討していただければと思います。特に東小学校については、あと25年度だからあとちょっと時間がありますが、向こうの保護者のほうから本当に道路が向こうのほうは広く整備はされていないというふうなことで、電柱の排除とか、あとは道路わきの雑草の管理とか、歩道の確保とかいろいろ意見が私のところへ来ています。それで、これは麻生小学校のこれからできる小学校も同じなんですが、検討委員会の中でそういう次の道路の問題でもちょっと触れますが、本当に歩道とかいろいろな道路の整備を十分まだやっていただきたいと思います。 これは麻生中学校のほうでもちょっと触れますが、当然遠くなれば大分距離が、今度は一番遠いとうちのほうは私は五町田なんですが、五町田から麻生の小学校というのは約8キロ、9キロという距離になりますよね。その中で、先ほど言ったスクールバスというようなこともこれは出てくるわけで、そのほかバスを利用できない時間がありますよね。そういうときは、各家庭で保護者の送迎、自家用車で送迎なんかが出てくるわけですよね、大分今でもあると思いますよ、雨が降った日はね、そういうときに、大分今度は混雑すると思いますよね。送っていくときは送っていくからそのままおろしてすぐ帰れますが、帰りに迎えに行ったときに保護者の送迎用の駐車場、そういうのも必要になるのかなというふうに思いますので、その辺についてちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) おっしゃるとおりだと思います。確かに空白の時間といいますか、バスが送迎しない時間というのは発生をする可能性があるわけでございますので、その保護者の送迎という部分も想定をして、道路の整備計画とあわせて校内の整備についても検討をしていきたいというふうに思います。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そういうことで、十分、まだ、先ほども言いましたが、1年ちょっとありますので、その辺も含めてよく検討していただきたいというふうに思います。 次に、麻生中学校、新しくできる中学校の通学方法は、再度また確認をして説明をいただきたいというふうに思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 繰り返しになりますけれども、統合麻生中学校の通学方法でございますけれども、現在の方法は徒歩あるいは自転車というような通学方法になっておると思いますけれども、先ほど説明しましたように、おおむね6キロ以上についてはスクールバスの利用を可とするというようなことで考えているところでございます。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そうすると、これは6キロ以上はやっぱりバスも考えるということで、もしかしたら通学バスが出ると。まだ検討の段階ですよね、検討というのはこれからね。大分中学校も今度旧麻生地区は初めて2校あった中学校が1校になるということで、遠いところだとやっぱり十何キロあるのかな。これはやっぱり大分自転車とかいろいろ時間もかかるし大変だと思うので、この辺も本当に検討委員会が立ち上がっているということなので、いろいろなことが想定されると思いますが、検討していただきたいと思います。 次に、麻生中学校に関しての道路の整備ということで、信号機の設置等を含めて再度確認の意味で説明をいただきたいというふうに思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 重複になりますけれども、通学路の整備につきましては現在建設課のほうで麻生中学校、麻生小学校ともに周辺道路の整備について調査に入っているというような状況でございます。その道路の調査設計が終わった段階で地権者との説明会を実施するということで建設課のほうで進めてもらっております。具体的なその整備の内容につきましては、建設部長のほうにご説明お願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) ご苦労さまです。 麻生中学校の道路に関しまして水戸神栖線から国道355号線まで、一応地形測量に全部入っております。その地形測量を終わり次第、こちらで法線等を入れまして、22年度中に地元説明会のほうに入りたいと思っております。 また、整備につきましては、一財ではちょっと無理ということもありますので、今月の1日に県庁の道路建設課のほうへ行ってまいりました。その中で、一応国交省の国補事業を取り入れて工事をしていくということと、またそれにあわせて、単独事業をあわせて早期に道路の整備を完了するという計画でおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そうすると、具体的には23年度で整備をしていくということで理解していいですか、これは。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) 23年度中には工事は恐らく無理だと思います。用地買収と補償で大体いくと思いますので、ただ23年度から24年度にかけて用地買収のほうが入ってきますので、早くて24年度に工事が入れるかどうかというところかと思います。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そうすると、じゃそれは部長どこですか、その工事が入るとか、結局簡単に言えば355からあの道路ですか、上の縦貫道までのじゃなくどの辺なんですか、今調査とかいろいろしているというのは、わかる範囲で。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。
    ◎建設部長(坂田好正君) 現在に調査が入っていますのが、水戸神栖線から355までの全線ということで調査に入っております。ただ、工事につきましては、運動場から下側の355までの部分が4メートル50くらいの道路ですので、そちらから優先的に工事をやりたいとは思っております。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) これは道路はやっぱり一番大事な部分かなと、特に中学校の場合は、これは自転車通学が多くなると思いますよね。これこそ本当に重要なところは補正予算でも組みながらでもやっていただかなければ、本当に何か事故があってからよく言われるのが、事故があってからなら整備してくれるんだよななんて裏であれですけれども、それじゃ困っちまうわけだよね。1つ、具体的にまず名称でいうと(麻)2-7号線というのは、これは縦貫道路から小高地区、小高の谷というところかな、あれから四鹿へ抜ける道路がありますよね。出口がちょうど整備ができていないと、だからちょっとしばらく私も行っていないんですが、両方何か複雑になっていて、両方に杉林かなんかがあったりして、あれこそあれは必ずこれから重要なこれは通学路になると思いますよね。四鹿はもちろん向こうの北浦よりの天掛とか大和地区、あれの重要なあれが道路になるわけですよ、だから、あれのちょっとまず整備についてちょっとどういうふうになっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) ご質問のありました(麻)2-7号線でございますが、この路線につきましては、合併前に麻生町時代に事業化しまして、その未執行分が水戸神栖線から約300メートルほどが整備されていないということでありますが、これの未整備に関する理由としまして、その当時地権者の同意が得られなかったということで300メートルの供用がされていないということでございます。これにつきましても、確かに四鹿方面、青沼方面から恐らく子供たちが通るのには重要な道路だとそれは痛感しているところでございますが、これにつきましても用地の協力が得られないということもありますし、またその用地の協力が得られるということであれば事業化にしていかなくちゃならないと思っておりますので、用地のほうの用地交渉に入ってみなければわかりませんけれども、そのような方向で努力していきたいと思っております。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そうすると、今説明の中で、旧麻生町当時ということでしたが、そうすると新しい新市になってからは、今までは1回も建設関係の議論にはなっていなかったと、そういうふうに理解していいのかどうか、その辺をお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) 議員おっしゃるとおりに確かに合併になってから交渉に行っていないというのが実情でございます。今後、そういう方向であれば、学校教育課のほうとよく相談しながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) これは本当に先ほどから言っているように、今回あの地区の問題ではないと思います。これは今度学校の通学道路としての重要な道路になるわけなので、これはぜひ先ほども言いましたが、補正予算でも決まれば出してもらって、悪い癖で、今はどうかわからないけれども、地主のところへ行って交渉に行ったと、そうしたら断られたと、たまたま怒られちゃったとか、特に若い人が行ったとか。そうしたらその後行かなくなっちゃっているんだよね。今とか部長さん方、課長さん方が行ってどんどん交渉するんだか何だかわからないけれども、やっぱりそうじゃなく本当に心から誠心誠意でいけば何とかなると思いますよ。特に今回なんかこれは重要な本当に道路だと思いますよ。これは早くまとめて再来年の開校までにはぜひこれはまとめてもらわなければ、これは大変なことになると思いますよ。市長、この道路に関してちょっと一言お願いします。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 本当に学校は校舎ばかり整備したって何にもならないしね、アクセス道路の整備も教育環境の整備の一環としてきちんとして整備しなきゃならないと思っておりますので、その道路に関しましてもこれから再度地元の協力を得るように努力していきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) では、これは本当に強く要望しておきます。よろしくこれはお願いしたいと思います。 あとは、ここにちょっと信号ということでおりましたが、信号もいろいろ県内予算があってやっていると思いますよ。当然、縦貫道路の水戸神栖線というやつかな、それから入るところには信号が必ず必要になってくると思いますよね。その件と、あとは今355のところに固有名詞でいうと宮本食堂さんの前に信号、押しボタン信号があります。それは、今の麻生中学校へ行く子供たちが中心の信号だと思います。それはこっちへ移動してもらえればいいのかなと。だからあの入り口ね、その整備、信号の件、これについてちょっと建設部長よろしくお願いします。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) 道路整備を計画するに当たりまして、交差点改良の部分の規制につきましては県の交通規制課というところがあります。その中で一応交差点改良の部分で信号機が必要であれば、信号機を設置しなくちゃならないという協議をします。その中で、押しボタンの信号機がある部分については移設ということで進めていきたいなと思ってはおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) すると、じゃ縦貫道路ですか、水戸神栖線、あの信号の設置についてはどうですか。 ○議長(平野晋一君) 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) その件ですが、新規の信号機につきましては、すぐというわけにはこれはいかないと思います。これもまた公安委員会等への要望等をしながら進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) これは私が信号を今出しているのは、ちょうど来年度、23年度、これは県のほうへ今からでも申し込めば予算は申し込みできるわけだよね。確かにこれは、1つの信号をつけるのには500万円、1,000万円とかかるわけだよね。今からでもできるのかなと、申し込みは。この信号は、県で何カ所という予定を組むわけですよ、これは多分ね。前にも私もどこか申請したことがあったので、申請というよりそういう、それでそのときにこの信号を急につけるようになったといったときには、ほかへつける予定なのを持ってくるんだと。どこか1カ所つかなくなっちゃうところがあるわけだよね。そういうこともちょうどつけているときに警察の担当者と話したことがあったんだけれども、そういうことがあるから今からならば申し込んでおけば必ず必要になる、あそこは当然自転車通学の生徒、また送迎の保護者の送迎の車が大分出入りはあると思いますよ。だからこれはぜひとも申し込んでおいていただきたい、それで再来年24年度4月から中学校が開校になるわけなんだからすぐ使えると、そんなことが必要なのかなと。当然そこには歩道をつけたり、また先ほど部長が言ったように、その周辺の整備ということも一緒にあると思うので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 では次へいきます。 (3)の麻生幼稚園、平成25年度の統廃合の概要ということで、先ほど説明をいただきました。先ほどの説明では、新しく建てるんだというような話がありました。今の園舎は麻生町当時、私がちょうど議員になったときにちょうど統合の話が出ていまして、麻生は4つか5つあったのが、2園に統合したものの1つだよね。それを今度1カ所にするということで、あのときも当時麻生町にはやっぱり財政難だということで、麻生幼稚園が単独で使っていたのを統合の麻生幼稚園として中の教室をちょこっと改造したのかな、それで使っていたわけだよね。今現在、麻生幼稚園と太田幼稚園があるわけですが、これは例えば新しく建ててもらうのが一番いいんだけれども、今のやつは使えないんですか、あれは。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 今度25年に太田幼稚園と麻生幼稚園を統合するということになりますと、現在の園児数で言いましても、現在麻生幼稚園が80名、それから太田幼稚園が37名、117名ほど園児数がございます。この人数がそっくりそのままの数字ということにはならないかというふうに思いますけれども、一応保育室を4室ほどなければ園児の収容ができないというようなことになりますと、現在の建物では収容が不可能というようなことになってまいります。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) 新しくつくることは、つくって使用するほうは最高にいいと思いますが、一番財政難だということで、今現在少子化がどんどん進んでいるわけで、将来、例えば今年度生まれた子供が何人いるんだというところから計算すれば、おのずと大体数字は聞かないけれどもわかるわけだよね。そういう中で、そういう規模の建物、人口がふえていれば、子供たちがふえればふやすからいいんだけれども、これはどんどん減っていくわけで、今現在、行方市全体を見たときに、麻生外で北浦幼稚園、あとは玉造幼稚園、私立の幼稚園とかいろいろあるわけだけれども、そういうのを全体を見て、やっぱりやっていくのが必要なのかなと。例えば、それには3年保育とかいろいろ叫ばれているようなんだけれども、こういうのは本当に将来のそんなに長い将来を見なくてもおのずとわかると思うので、そういうところを踏まえて、何もつくってはだめだとかと言っているわけではないので、やっぱりそれだけのあったような規模の立派のをつくっていただければいいと思うので、本当にこれはまた25年度だから、でもすぐきますよね、建設から入ればね、当然設計は来年度あたりから設計に入るわけでしょうから、そういうことでちょっとその辺も含めて、そういう検討はないのかどうか、ちょっとお聞きをしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) その点につきまして、これ以上、またなおさらの少子化というようなことが出てまいりましたらば、当然そういうことも検討していかなければならないかというふうに思っております。高橋議員さんの一般質問のご質問の中でやはりそういった関連のご質問が出てまいりました。また、現在認定こども園と言われている制度も、やがて10年後にはこども園ということで幼保をなくして1つのものにしていくというような考え方も政府のほうであって、検討に入っているということであれば、そういった動向をやはりにらみながら行方市としてもどうしていくかというようなことの検討はしていかなければならないというふうに思っております。ただ、幼稚園につきましては統廃合の計画の中では各旧町単位に1園ずつ残すというような方向が定まっておりますので、当面はその方向で進めていきたいと思っております。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) マイナスばかり考えていてはどんどんジリ貧になっちゃうので、やっぱりいかにこれから行方市の人口が減るばかりではなく、多くなるかどんどんこぞってこの行方市に住みたいというような、そういうのがあれば最高なので、そういうふうなことも必要なのかなと思います。 そういうことで、次の(4)の学校のこれは廃校、跡地の利用についてということで先ほど答弁をいただきましたが、本当にこの一番心配されるのが大分合併によって統合することによって市有地のあいちゃうのがあるわけですよね。借地のところは戻せば地主さんは地代が入ってこないからがっかりはすると思いますが、その辺は解決はすると思いますが、これからの跡地について少しお聞きをしたいと思います。 まず、今現在、体育館が全部各小学校にあると思いますが、それを何カ所か多分保護者とかスポーツ少年団とか、いろいろな方がまだ使用しているところがあると思いますが、その学校が廃校になった後、そういうそのことについてはどう考えるんでしょうか、お願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 先ほど市長の答弁にもございましたけれども、今跡地等利活用計画策定委員会というのを立ち上げまして、内部で具体的に検討してまいりたいということで考えているところでございます。それで、その後には当然先ほどの答弁にありましたように、地域にもご相談申し上げなければならないということでございます。先ほどの答弁の中に防災上の拠点とか、社会教育施設とか具体的にあったわけでございますが、そのほかにも企業誘致あたりにも使えないかとか、それからあと今課題になっております定住化政策で宅地を行方市に住んでいただく方に創出できないかとか、いろいろな面も含めて検討しなければならないと思っているところでございます。 今具体的にご質問のございました、社会体育といいますか、ママさんバレーでほとんどの体育館が夜間使われているような状況についてもつかんでおります。その点についても含めて、このスポーツ関係のことも含めて検討をするようなことを考えているところでございます。ただし、ご存じのように建物については、ほとんどの建物が耐震状況がないというのも実態もございますし、そういうことも含めて内部でよく検討してまいりたいと思うところでございます。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) 本当にこの辺も現在使っている人たちに言わせれば、そのまま使えなくなって取り上げられちゃうというような心配があるというようなことを聞いています。だから、これも本当にいろいろなそういう団体ね、これは先ほども中に触れ合いの場がなくなっちゃうということの1つにも関連していると思います。これは一番やっぱり地域の交流の場の中でも大事な部分であろうと思うので、これは何とか地域の使用している方々とよく相談をしたり、そしてまた近くにある学校が2つあればそれが1カ所とか、1つを閉鎖とか、そのままもう1カ所を合併して使ってくれとかいろいろな方法があると思うので、これもよく相談しながら、話し合いをしながらやっていただきたいというふうに思います。 次に、やっぱり跡地利用でいろいろな、今の部長の説の中にもありましたが、本当にテレビかなんかで報道されていたように、あのことがあったわけなんだけれども、どこかのところで学校の廃校した後でフグの養殖が始まったとか、ある個人か何かが借りて、そういういろいろなアイデアがあると思いますよね。 だから、今はインターネットの時代だから、今からホームページなどで入れておいて、市報なんかはもちろんだけれども、どんどん一般から公募する必要もあるのかなと。本当に我々の年代になると割合このインターネットというとちょっととっつきにくいけれども、とにかく全国的にいろいろなものが入っています。あれをちょっと聞いてみますと、大分今は普及していて、このアクセスする数がどんどんふえていると。当然行方市も今光ネットですか、今整備しているわけですよね。だからとにかくそういうことで全国ネットワークで、ああいうのでいろいろなアイデアをもらえると思うので、そういうふうにやっていただければと思います。それについて、ではだれか、総務部長がいいのかな、参考によろしくお願いしたい。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 第1番目に今立ち上げておりますのは、学校跡地等の利活用計画策定委員会でございますので、今ご質問のございました件についてもその中でよく検討してまいりたいと思っているところでございます。市の方針が決まる前の段階でのいろいろなアイデアを見つけたらよろしいのではないかというご提言だと思いますけれども、確かに私もインターネット上を見ていますと各自治体がこの跡地の問題がいろいろやっぱり市の重要な課題になっておりまして、各自治体ともいろいろな意味でいいアイデアを入れながらこの市民の大切な財産でございますこの市の市有地について適切な利活用を考えているということだと思っておりますので、ただいまのご質問についてはこの策定委員会の中で検討させていただくということでよろしくお願いいたします。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そういうことで、市長よろしくお願いいたします。答弁は先ほど求めませんでしたが、よろしく、すみません。 次に、(5)ということで、小学校、触れ合いのコミュニティの場がなくなってしまうということで、先ほど答弁をいただいたんですが、ちょっとこれとは違うんですが、実は行方に西浦学習センターというのがあります。このときにことしのちょうど1月14日、そのときの題目が2010年楽しい新年のつどいということで、地元の区長さんが先頭でいろいろな日本舞踊とかそういう芸能発表みたいなことがありました。 私も声がかかったんでちょっと行きましたら、まず行ってびっくりしたのが、その割に宣伝していないんだけれども結構集まっていたと。そこでいろいろな踊りとか歌とか、そのときにちょうどその時間帯の中でAED、自動体外式除細動器の講習会ということもありました。当然地元の消防団も出ていまして、消防署からその器械を持ってきて、講習会も兼ねてやっていたときに、終わってからある区長さんと、ああこれはいいなと、来年もこういのができたらば最高ではないのかなと。当然、いろいろな趣味でやっている人たちはどこかでやっぱり発表する場がほしいですよね。だからこの場がやっぱりそういう場でもあったわけで、どこからこの経費は出ているんだと、そうしたらば区長さんもちょっと余りはっきりわからなくていて、多分再編交付金かなんかの一部かなと。経費はろくな金はかかっていないんですよ。本当のお茶とあとは手弁当で、区長さん方が役員さんが次第なんかプログラムみたいなのを自分でつくったようで、だからこれからはまさにこれかなと、上から押しつけることも必要だけれども、押しつけるのには経費が必要なわけだよね。だから1つの例だけれどもこういうものをだんだん普及させることがやっぱり行政の指導かなと思います。ちょっと思い出せないかなんかわからないけれども、これについて担当課はどこだかわかりませんが、わかればちょっと説明をいただきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) あれは公民館事業、それはわからないの。 14番。 ◆14番(椎名政利君) 固有名詞を使うと申し上げないけれども、先頭に立ってやっていたのが、行方のその当時の区長さん、荒張区長さん。やっぱりこれを取り上げることによって、ちょっと連絡をして、でもはっきりわからないから総務課かなというふうな話を聞いたんですよ。再編交付金の中のソフトのほうから一番少し出ているのかなと。 ○議長(平野晋一君) 質問の内容の意味がわからなくて、答弁しようなくては、わからない。 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) その財源について再編交付金を使っているのか、また区の運営交付金といいますか、市のほうから出している交付金を使っているのか憶測で答えられませんが、総務課のほうで関係している部分については、再編交付金と区の運営交付金がございます。再編交付金についても、ただいま申し上げたような事業については、該当するということで理解しているところでございます。 それで、あと今椎名議員さんがおっしゃいましたように、市としては市民協働・共創というのが大きな考えがございまして、そういう中で自主的に地域の問題や、それから地域の環境をどうするとか、自分たちのところをみずからやっていただくとか、そういうことは当然今現在の考え方としてはその辺をぜひお願いしたいということで考えていることでございまして、今後も市民の協働・共創については、よくこちらからもお願いをしたり、よくご説明を申し上げまして、地域が住みやすい地域になるようにすべきと考えているところでございます。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) すみません、ちょっとこの道がそれちゃって、でもやっぱり触れ合いということで共通するところがあると思ったので、それでこれ先ほども言いましたが、本当に経費はほとんどかかっていないと思います。だから、これからのそういうふうに地元からまたそういう趣味の団体があれば、そういうふうにどんどん、よくカラオケなんかがよくやっていますよね、自腹を切って。だから、とにかく1つの例だけれども、市長、そいうのをちょっと頭の隅に入れておいてもらって、今後そういうのが普及できればいいのかなと思うので、一つその辺をよろしくお願いしたいと思うので、コメントをひとつよろしくお願いします。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) そうですね、何か今最近は、住民の生活様態の変化とか核家族化ということがありまして、地域住民の触れあいというのがなかなか少なくなっているというふうなところでありまして、行方地区においてはそういう事業をやっているということは大変すばらしいことと思うし、これからもやっぱり市といたしましては、今総務部長がおっしゃったように市民との協働・共創の精神を持って、地域が元気になればまたまちが元気になる、またまちが元気になれば市が元気になるというようなところでありますので、地域が元気になるようなそういう方策も今後も取り入れていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そういうことで、よろしくお願いしたいと思います。 次の(6)に行きます。 先ほど市長のほうからの答弁で、ちょっと全部が聞き取れなかったんですが、あきんど祭については麻生の中学校の跡を使用するとかいろいろありましたが、まずもう一度、再度確認の意味で答弁のほどをよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) あきんど祭でございますね、そのときにやはり商工会の会長といろいろ話の中で、できたらばこの地域でずっとやっていきたいというようなことで要望を承ってきました。そういうわけで先ほど言いましたように、今教育委員会と協議をしながら、検討していくということであります。そしてまた、そのほかにこの地のほかに3地区でどこかもっといい候補地があったらばということで探していきたいということで、そっちのほうも検討していくという2段構えでいきたいなと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) これはあの運動公園に場所を変える前は、麻生の小学校の校庭を使ってやりました。今はなかなか難しいのかなと私は個人的に思いますが、その辺は教育長、考えがあればひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 根本教育長。 ◎教育長(根本安定君) それでは、議員さんの質問にお答えしたいと思います。 行方市の学校管理規則の第26条に校長は学校の施設設備を社会教育、その他公共のために利用させることができるとあります。ですから、この文面から、この条項から考えるとあきんど祭も公共のためということで、それに準じるのかなということですので、主催者が校長に借用を申し出ることによって校長が学校教育に支障がないと認めたときには、当然貸してくれるものだと思います。 ただ、間近に恐らくそういう話があると、学校の年間の教育活動計画はできちゃいますので、早い段階にその辺を貸してくださいということで申し込めば、学校のほうもいろいろなことがあってもそれはずらしながら、当然協力してくれるものと思います。 26条の第2項に前項の規定にかかわらず、異例の利用の場合にはあらかじめ教育長の指示を受けなければならないと。原則的には学校長が判断すると、異例ということですけれども、果たしてその今やっている事業が異例かというと、先ほど議員さんが言いましたように麻生小でやっていた時代もあるわけですから、これは当然異例とは言えないでしょうし、もし校長が判断が難しいときには教育長のところに相談に来ますから、そのときは支障がない範囲で協力するようにという話をしたいと思います。ですから、学校もその時期はいつも結構行事があるんですよね。ですから、大分前に申請するなりして、そのときをあけてもらうような方策というのは、私は可能だと考えております。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) どうも。いや教育長から前向きの答弁をいただきました。よく商工会のほうに話しておきますけれども、とにかく学校も少し犠牲にしちゃうと思いますが始まればね、やっぱりこれも伝統ある昔からみれば私がまだ小学校へ入ったか入らないかころの農業祭から始まって、それから文化祭になって、名称は変わったけれども、やっぱりそれだけの伝統があるわけですね、何十年もね。だから、麻生の秋の大きな祭りの1つなわけだよね。この運動公園がなくなることによって、この祭りがなくなるというのは、非常にまた地元旧麻生にとっては、非常にまた寂しいことというふうに思います。ぜひ、これも来年は規模を小さくしても続けることが必要かなと。 先ほど市長答弁の中で、今の麻生中学校の運動場を云々というような答弁をいただいたような気がするんですが、これを来年、再来年になれば当然中学校はあくわけですよね。当然、麻生中学校に関しては耐震精度はない、雨は漏る、コンクリは割れ目が入っているということで、これは使用不可能と私は思います。だから、これは早急に使用しなくなれば解体してもらって、いずれは解体するほかないわけだから、早くしてもらって、あるいは規模はちょっと小さいけれども、あれが一つの中心的な運動公園になるのかなと思います。そういうことで、そうすればこのまたあきんど祭がそこの場所で復活できるのかなと思います。そういうことで、この解体についてはどうですか、ちょっとコメントを市長、このほうがいいでしょう、やっぱりね、建設課かな、次長。とりあえず答えをある程度聞いておかないとね。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 先ほども答弁の中で言っておりますけれども、そこの麻生中学校の利用については、運動場に解体をして、運動の整備をしていくというような方向性でいきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) そういうことでよろしくお願いしたいと思います。 それと、やっぱり運動公園がなくなることによって、スポーツ少年団、野球とかあれが毎週使用しているようなので、その件とか大会があったときには大会も使えなくなっちゃうということで心配していました。これもやっぱり同じような答弁が出ると思うので、こっちから要望で言っちゃうと、やっぱりこういう団体とよく協議をして、ほかにも同じような場所がこの行方市内にはあるわけなので、とにかくよく話をして、協議をして、いい方向にいっていただきたいと。先ほど市長が今答弁いただきましたが、麻生中学校を今の古いほうを使わなくなれば解体してもらって、それをまた使うことができるので、当然そこに全部結びつくと思います。 あと最後に1つ残っちゃったんだけれども、現在の運動公園のところにある体育館、使用とか管理についてちょっと聞きたいんですが、これは麻生中学校があの運動公園につくるんだという案が出たときに、あの体育館も一緒に使用できるというもくろみがあったわけです。ところがあそこに道路が入っているということで反対で、今度の校舎建設と一緒に別な体育館をつくるというふうな経緯だと思います。今の体育館の今度体育館だけがあいちゃうわけですよね。それについての管理・使用について説明をよろしくお願いします。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 現在あります麻生運動場の体育館と下に弓道場がございますね、それについては、社会体育施設ということで存続をさせます。でありますので、空き家になるということではございません。相変わらず弓道場と体育館については使用していただけるということでございます。でありますので、今までもそうでありましたように、学校の教育活動の中であの体育館も使用したいという場合には、当然利用可能でございます。 ただ、その管理形態につきましては、今まで職員を配置して管理をしてきたところではございますけれども、今後の検討になりますが、その部分について委託をして、管理委託をしてやっていくというようなことも現在検討を進めているところでございます。 しかしながら、相変わらず社会体育施設として2つの施設が残ることについては、変更はございません。 ○議長(平野晋一君) 14番、椎名君。 ◆14番(椎名政利君) いろいろご答弁ありがとうございました。わかりました。 本当にいろいろつまらない質問からいろいろな質問をさせていただきました。前向きの答弁もいただき、本当にありがとうございました。これから本当に学校問題はいろいろ子育て支援、いろいろ大変なことがあると思いますが、本当にこれからの行方市がますますよくなることをご祈念をいたしまして、質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(平野晋一君) ここで暫時休憩をいたします。 再開は3時5分といたします。                              (午後2時50分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                              (午後3時07分)--------------------------------------- △発言の訂正及び取り消しの申し出について ○議長(平野晋一君) ただいま、建設部長、坂田好正君から11月29日の9番、岡田晴雄君の一般質問の答弁における発言の中で、会議規則第65条の規定に準じて一部訂正及び取り消ししたいとの申し出がありました。 ここで建設部長、坂田好正君にその内容についての発言を求めます。 坂田建設部長。 ◎建設部長(坂田好正君) 先日、岡田議員の答弁に対して不適切な説明がありましたことをおわびしたいと思います。 岡田議員からの路線ごとの公告をなぜしていないのかということでございましたが、その内容で1路線ごとの公告というのは今までの工事でもやっていないと思いますという発言に対しまして、1-5号線の工事完了に伴いまして、行方市告示第81号、日にちは平成22年11月17日に告示をしているという内容でご訂正のほうをお願いしたいと思います。この路線につきましては、一応つけかえ道路ということがありましたので、告示をしているということでございますので、その内容につきましては、17日から2週間、14日間ですね、建設課において縦覧に供するということの内容でございますので、よろしくお願いしたいと思います。大変失礼いたしました。 ○議長(平野晋一君) 9番、岡田君。 ◆9番(岡田晴雄君) きのう一般質問を進捗状況ということで現状の進み方をお聞きしていた中で、その告示があったかないか、日付等も含めて、中学校建設において入札、それから契約、今おくれていることについてはどういうことが原因なのかということを聞きたかったわけです。これは道路をつくる中で、今部長がおっしゃったことは私も必要なのかなということで、きのう市民の皆さんに知らせめる何か方法はやっているんですかというようなことです。再三聞いたところ、ないというようなことでありました。あるとすれば、それが道路ができたということになるのかなと思って、そうすると道路ができた段階で建築確認の申請とかとなっていくのかなと思います。もしそうであれば、きのうもう少し質問を長くやりたかったんですが、そういうことだというので、きのうは終わってしまいました。もう1回一般質問をやり直させていただきたいんですが。 ○議長(平野晋一君) ちょっと暫時休憩いたします。                              (午後3時09分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。                              (午後3時12分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) お諮りいたします。 ただいまの申し出を許可することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(平野晋一君) ご異議なしと認めます。 したがって、建設部長、坂田好正君から発言の訂正及び取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。 ここで議長より申し上げます。 執行部におかれましても、議会で行う以上慎重な発言をされるよう求めます。 また、一般質問などは、前もって通告されていますので、事前に資料等についての十分確認を行い、正確な答弁をされるようお願い申し上げます。 なお、本日の会議終了後、議会運営委員会を開催し、今後の執行部の発言についての協議をいたしますのでご参集ください。---------------------------------------一般質問 ○議長(平野晋一君) 続いて、一般質問に入ります。--------------------------------------- △河野達男君 ○議長(平野晋一君) 17番、河野達男君。          〔17番 河野達男君登壇〕 ◆17番(河野達男君) 17番、河野です。 通告により一般質問を行います。 成田地区の畑地改良についてお伺いをいたします。 成田地区より畑地の改良についての要望があると聞いております。また、去る11月13日の北浦地区の懇談会においても成田の区長さんからありました。場所は、県道水戸鉾田佐原線から成田地区にかけてであります。現在耕作されているのは、3分の1くらいかと思われます。残りは背高泡立草が茂っております。1区画が5アール未満で、形も悪い畑地があります。昔、機械が使われなかったときのままの状態です。 専業農家が少なく、畑を貸したくても条件が悪く、借りる人もいないというのが現状です。そこで条件をよくしたいと要望したわけでございます。厳しい経済状況の中ですが、できるだけ個人の負担を少なくして、遊休農地の解消などとあわせた事業ができないものかお伺いするものです。よろしくお願いします。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。          〔市長 伊藤孝一君登壇〕 ◎市長(伊藤孝一君) では、17番、河野議員さんの質問に対してお答えをしたいと思います。 成田地区の畑地改良についてのお答えをしたいと思います。 成田地区の畑地改良に関する要望については、過日の北浦地区懇談会の折に当該地区の井川区長より要望を承りました。 当該地区には埋蔵文化財の指定があり、区画も小さいことから生産性が見込める耕作が難しいため、借り手がいない状況と聞いているところであります。 市内にも同じような状況の農地が多数あると思われます。遊休農地対策の観点からも、今後このような農地に対してどのような解決方法があるか関係部局に対しまして、検討、調査を指示したいと思いますのでよろしくお願い申します。 詳しくは部長より説明をいたします。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 額賀農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(額賀忠和君) それでは、17番、河野議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 質問内容としましては、旧北浦、成田地区の遊休農地を耕作放棄地緊急総合対策事業の制度、県の交付金でございますが、を使って解消できないかとの質問と思われますので、お答え申し上げます。 遊休農地の解消につきましては、現在行方市地域耕作放棄地対策協議会において事業を実施しておりますが、事業の実施期間としましては、平成21年度から平成25年度まで、支援期間は平成21年度から23年度までの3年間でございます。 また、支援対象となる農地につきましても、幾つかの条件がございます。 まず、前提条件といたしまして、所有者にかわり耕作する者が確保されていること、再生活動の取り組みから5年以上耕作することが必要となります。 そして、対象農地でございますが、農振農用地域内にあって、農業委員会が行っております農地パトロール調査で耕作放棄地の緑、黄色として位置づけられている農地が対象でございます。作物栽培を行うに当たって、一定以上の労力と経費を必要とする農地が支援対象農地でございます。当然借り手の農家の要件としてございます。 以上のような諸条件等がございますが、農業委員会としましても耕作放棄地、遊休農地解消に向けて、担当課であります農林水産課とともに取り組んでまいりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上であります。 ○議長(平野晋一君) 17番、河野君。 ◆17番(河野達男君) ただいまはありがとうございました。 いろいろな制約があるということですが、経済部長からも畑地の土地改良についてできればお聞きしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 中野経済部長。 ◎経済部長(中野正史君) それでは、17番、河野議員のご質問に、畑地改良に関することで答弁させていただきます。 畑地帯総合整備事業がありますが、この事業は畑地の基盤整備事業を効率的に組み合わせて実施する事業で、営農の合理化や農作物の品質の向上など農業生産性を単に高めるだけでなく、集落の環境整備もあわせて実施できます。畑地の基盤整備は換地制度を活用し、幹線道路用地など農地以外の土地、非農用地域を生み出すことができまして、地域全体の土地利用の秩序化や活性化を図ることもできます。 また、地域条件によりましては、小規模な基盤整備促進事業が考えられますが、面積要件としては整備後の耕作面積は5ヘクタール以上が必要となってきます。補助率は、国50%、県15%、市5%から10%になると思われます。 将来の農業を担う農業者、担い手ですが、安定した状態で営農するため、高収益を目指した営農計画、農地集積計画等を策定しまして、集落環境の整備を地域のニーズや営農形態に応じて総合的に行うことが必要となってきます。 ご質問の畑地改良の事業費想定としましては、近隣市を参考に推計しますと、総事業費として10アール当たり200万円以上が必要であると考えられます。個人負担は30%想定で60万円程度かと考えられます。また、土地改良区の事務運営費、維持補修費、揚水費等は別途必要となっております。 実施に当たっては、個人負担金等を勘案すると広範な受益面積での検討をしなければならないと考えています。 ちなみに、今10アール当たり200万円ということですが、これは46ヘクタール地区の平均的な数字でありますので、これ以下になりますとさらに事業費がかかるということになるかと思います。 現状での畑地改良事業につきましては、個人負担金及び農業後継者の問題、受益面積等を十分に検討する必要があり、実施するにはちょっと厳しい状況にあるのかなということがあります。 あともう一つは、畑地改良、市長が答弁で申し上げましたように、文化財ですね、埋蔵文化財の問題がございまして、広い地域にまたがっているということで、これも障害の1つになっていると聞いておりますので、今後進めるに当たってはより慎重に検討していかなければならないと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 17番、河野君。 ◆17番(河野達男君) ただいま、よくわかりました。 ただ、成田地区の方々の話によりますと、農地がまとまれば借りる人もできるということで、そういうことに対して随分そういう思いは強くしております。ですから、市としましても何らかの方法でその地元の意向をぜひ酌んでいただきたいと、こう思っている次第です。何かそういうので、市長の考えなどありましたら、どうぞお願いします。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 地元の思いというのは、私もひしひしと感じているところでございます。行方市は農業が基幹産業であるということでありまして、そういう中で後継者育成やまた優良農地の確保ということが非常に大きな問題になっているというようなところでございます。 そういう中を踏まえて成田地区のこの畑地改良でございますけれども、今農業委員会の局長、また経済部長がおっしゃったようにいろいろなクリアする問題が高過ぎるということであります。しかしながら、もっと何かいい方法はないかということで、今後職員で一同になって検討していきたいと思っているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野晋一君) 17番、河野君。 ◆17番(河野達男君) どうもご答弁ありがとうございます。 私の地区でも成田地区のように小さい畑あるいは条件のある悪い畑がたくさんございます。話に聞きますと、行方市にはそういう畑地が大分あるというふうな話を聞いております。そういうところで農業委員会では、調査など農業委員がパトロールをして調査などをしていますので、耕地面積に対してどのくらいの面積があって、何%か農業委員会の事務局長に参考のためにお聞きします。 ○議長(平野晋一君) 額賀農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(額賀忠和君) 河野議員の質問にお答えいたします。 今、パトロール中、昨年度までの、今年度の10月いっぱいをかけまして農地パトロールをしたんですけれども、その前の数字でございますが503ヘクタール、6.65%の耕作放棄地が今確認されております。我々は、緑と黄色と呼んでおりますが、先ほども言いましたように、緑は手を入れればすぐ農地にかえるもの、黄色は少し潅木等が生えていて、バックホーなりそういう機械を少し入れて、根を抜根しなければならないようなものを黄色と呼んで、その2つを合わせた面積が6.65%でございます。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 17番、河野君。 ◆17番(河野達男君) ありがとうございます。 最後になりますが、このように条件の悪い畑地が行方市には相当数ありますので、ぜひ市長が先ほど言いますように、いろいろ検討していただきまして、幾らでも、少しでも遊休農地がないようひとつご努力のほどをお願いしたいと思います。 それから、農業が基幹産業ということで、市長を初め、市長が先頭になって各市場とかいろいろなところでトップセールスをしていることを本当に大変感謝を申し上げている次第でございます。 私の質問はこれで終わりにいたします。          〔「議長、発言を求めます」と言う人あり〕 ○議長(平野晋一君) 答弁はいいんですか。
    ◆17番(河野達男君) いいです。 ○議長(平野晋一君) 3番、小林君。 ◆3番(小林久君) 河野議員の一般質問に入る前に、建設部長から取り消しがありました。異議なく認められたわけであります。それに対して、岡田議員より一般質問をやり直したいというようなことで、議長が先ほど会議終了後というようなことでありました。私は、この後、議会運営委員会を開催していただいて岡田議員が申しました一般質問をやり直してもらいたいと、再度行いたいというふうなことをお諮りいただきたいと思って、発言を求めた次第であります。 ○議長(平野晋一君) 先ほど議会運営委員会を開いて協議しますと言ったような記憶があるんだけれども。 ◆3番(小林久君) 直ちにというような。 ○議長(平野晋一君) 議会運営委員会で会期日程を決めてあるので、それで今ここでどうのこうのこれは即答できないので、だから議会運営委員会のところで諮って、それでどうするかしてもらうようなので、それからでないと私の独断というわけにはいきませんので、ご了承願います。--------------------------------------- △動議の提出 ◆3番(小林久君) そうであれば動議として議会運営委員会を開催していただくように、動議を出したいと思います。 ○議長(平野晋一君) この委員会が終わったら一般質問が終わったらやることになっていますので。 ◆3番(小林久君) それを前倒しでお願いしたいと思います。今、河野議員がもう質問が終わりましたというようなことなので、次の質問者に入る前に議会運営委員会を開催して協議していいただきたいというような。 ○議長(平野晋一君) わかりました。 動議が出ましたので、動議賛成者の方。 13番、賛成者。 それでは、動議が成立したものとし、議会運営委員会を開くかどうかの賛否をとります。 議会運営委員会を直ちに開くことに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(平野晋一君) 起立少数で否決します。---------------------------------------一般質問 ○議長(平野晋一君) では、続けて一般質問を行います。--------------------------------------- △塙仁君 ○議長(平野晋一君) 21番、塙  仁君。          〔21番 塙  仁君登壇〕 ◆21番(塙仁君) それでは、一般質問を始めたいと思いますけれども、4番目ということで、大変皆さん飽きているのかなというふうに思っております。もう少しの辛抱をしていただきまして、私の質問をさせていただきたいと思います。 ことしも残すところ約1カ月ということになりました。定例会も第4回ということで、最後の議会となり、我々議員も来年の4月をもって任期満了ということでございます。定例会も今回と次は第1回の定例会ということで2回になりました。しかし、市長は就任後1年余が過ぎたわけでございますけれども、21年度の予算については、前任者の予算ということでなかなか思うような取り組みができなかったのかなというふうに思っているところでございますけれども、22年度からはみずからの考えの中で予算を組んだかと思います。そして、さらには23年度については高木議員の質問の中でも話がありましたけれども、今度は真価を問われる予算ではないかなというふうに思いますので、我々も期待をしているところでございますけれども、市長が選挙の公約の中では市民との約束、すばらしい約束が7つほど上げられておりました。その約束も私も一般質問をさせていただいた中では、選挙の約束なんていうのは、もう別世界なもので異次元の世界のものなんだから、別に公約は関係ないんだよなんていうことを答弁の中で言われて、私もがっかりをした経緯がございます。 というのは、市民の方々もそういう約束事あるいは公約等も考えながら市長に投票された方もおるわけでございます。そういった方をだましたみたいな答弁で、私もがっかりした経緯があります。特に箱物行政等はもう絶対だめなんだよということで、選挙中も再三言っておられたことも今思い出しているところでございます。 それでも行方市は、県下でもいち早く学校の統廃合等を含めた適正配置計画も取り入れながら進んでまいっております。少子化ということで児童・生徒も激減をしている。そういった中で統合も早く進めなければならない。そしてまた耐震化等のことも考えながらやらなくてはならないのかなというような状況の中でございますけれども、市長は箱物はもうだめなんだよというようなことで、我々もそういった中では学校統合等々も思うように進まないのかなというように心配をしておりました。 ところが一転して、今度は学校等も建築ラッシュに向かっております。そういった中で、麻生中学校等々のいろいろな書類が整っていない中、本当に急いで入札をしたかのような節が見られるものですから、その疑問点について私も何点か質問をさせていただきたいという思いで今回は一般質問に立ったわけでございます。 1点目が、入札公告のあり方、そういったもののあり方についてひとつお聞かせを願いたいことと、2点目が、入札から工事開始のおくれの理由と原因等がなぜおくれるような結果になっているのかということ、そして3点目が、そのおくれた理由として手続上の問題点はなかったのかどうかについてを3つ入れてお聞かせを願いたいと思いますので、よろしく明快な答弁がいただければ非常にありがたい。次の再々質問等々もそれほどやらなくてもいいのかなというふうに思いますので、どうかよろしく答弁のほうをお願いを申し上げたいと思います。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。          〔市長 伊藤孝一君登壇〕 ◎市長(伊藤孝一君) では、21番、塙  仁議員の質問に対してお答えをいたします。 まず初めに、麻生中学校新築工事と玉造中学校講堂改築工事について、(1)の入札告示のあり方についてお答えをいたします。 麻生中学校新築工事につきましては、平成22年7月30日に入札告示をいたしました。また、玉造中学校講堂改築工事につきましては、平成21年10月26日に入札告示をした後、10月30日に中止をし、再告示を平成21年12月14日に行ったところであります。 詳細につきましては、教育次長より答弁させます。 次に、(2)の入札から工事開始のおくれの理由と原因の質問につきましては、9番、岡田議員の質問でもお答えしたとおり、建築基準法に基づく審査がおくれたということによるものであります。 詳細につきましても、教育次長より答弁させます。 次に、(3)番目の手続上の問題はなかったかについては、この手続上、法律的には問題はなかったと判断しているところでございます。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) それでは、21番、塙議員さんの質問にお答えをしたいというふうに思います。 まず初めに、麻生中学校新築工事と玉造中学校の講堂改築工事につきまして、入札告示のあり方についてというご質問に対して、私のほうからはそれぞれの告示内容につきまして答弁をさせていただきたいというふうに思います。 麻生中学校新築工事につきましては、建築工事、電気設備工事、機械設備工事とも平成22年7月30日に入札公告をいたしました。 建築工事につきましては、代表構成員が県内に主たる営業所(本店)を有する950点以上の業者、構成員につきましては、鉾田工事事務所または潮来土木事務所管内に主たる営業所(本店)を有する700点以上950点未満を参加資格とする2者または3者の特定建設工事共同企業体としまして、電気設備工事及び機械設備工事につきましては、県内に主たる営業所(本店)を有する単体で電気設備工事750点以上、機械設備工事850点以上の単体で告示をしたところでございます。 玉造中学校講堂改築工事につきましては、建築工事につきまして県内に主たる営業所(本店及び支店)を有する1,000点以上の単体、電気設備工事、機械設備工事は県内に主たる営業所(本店及び支店)を有する単体で、電気設備工事、機械設備工事とも650点以上でということで、平成21年10月26日に入札公示をいたしました。公示をしたわけでありますけれども、補助金の交付決定前の事前着工というものが認められませんで、また内装の構造材、それからガラスの部材、床下換気、それから非常灯、誘導灯、逆流防止弁及び補助要項に基づく低層部、高層部の案分率の修正といったような設計変更が指示をされまして、平成21年11月2日に一般競争入札の中止の告示を行いました。 その後、平成21年12月14日に建築工事は、鉾田工事事務所及び潮来土木事務所管内に主たる営業所(本店及び支店)を有する800点以上の単体、電気設備工事及び機械設備工事は県内に主たる営業所(本店及び支店)を有する単体で、電気設備工事、機械設備工事とも650点以上の単体で、再告示をしたというような経過がございました。 それから、2番目のこれは統合麻生中学校の入札から工事開始のおくれの理由と原因というようなことで理解させていただいてご答弁をさせていただきたいと思います。 過日、9番、岡田議員さんの質問でもお答えをいたしましたように、建築基準法に基づく確認申請を8月9日の段階で申請をいたしました。その後、消防署等を経由いたしまして、8月17日に建築指導課に提出をしてきたところでございます。 当初、確認済みにつきましては、通常でありますと1カ月程度というようなことでありましたので、9月20日前後にはおりるものと判断をしておりました。しかしながら、屋内運動場の屋根の構造について、当初その予定をしておりましたRCづくりということで考えておったわけなんですけれども、確認審査において体育館の屋根構造についての山形ラーメン構造から最終的には鉄骨構造に変更するということになったわけなんですが、それに変更するための審査に時間を要してしまいまして、11月9日の建築確認済証の下付というようなことになってしまいました。 屋内運動場の屋根について、その山形ラーメン構造という極めて特殊な構造を採用していたという時点におきまして、事前にその建築指導課と十分協議をしておく必要があったのかと、そういう状況を把握する必要があったのかという部分で大変に反省をしているところでございます。 続きまして、手続上の問題でございますけれども、市長の答弁でありましたように、建築確認行為とそれから契約行為の部分のお話かというふうに思っております。建築確認申請の確認申請の処分を受ける前に、入札を実施したことにつきましては、建築基準法において当該工事に着手する前にその計画が建築基準法を初めとする建築基準関係規定に適合するものであるということについて、確認の申請書を提出して、建築主事の確認を受け、確認済証の交付を受けなければならないということで、規定をされております。そういったところからその工事に着手するということはできませんけれども、入札の執行までを制限するというものではないということで解釈をしております。 しかしながら、今後につきましては事業の円滑な推進を図り、工期内に公共工事の適正な施工が行われるようにするためにも請負契約締結後は速やかに工事に着手することができるように事務手続を進めていかなければならないというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それでは、質問をさせていただきますけれども、これは前後する部分が多少あるかと思いますけれども、1つずつ順に追って質問させていただきたいと思います。 まず、7月30日に告示をされたということですけれども、告示をされるときに必要な書類というのは何と何と何が必要なのか、まずお聞かせいただきたいと思います。ただ告示をするだけではないでしょうから、そのきに書類等も業者がそれを閲覧するとかやるものだというふうに思いますので、そのときに必要ないろいろな、例えば設計図書とか、いろいろなものが必要なのかどうか、どういうものが必要なのかまずお聞かせを願います。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) それでは、申し上げます。 公告に記載すべき事項については、一般的に次のようなものが考えられるということでございまして、まず競争入札に相当する契約の内容、競争に参加する者に必要な資格に関する事項、競争入札及び開札の場所並びに日時、入札保証金に関する事項、あと無効入札に関する事項、契約締結の申し込み期限、その他必要と認める事項ということございまして、これについては、当該契約については議会の議決を要する場合はその旨契約書を作成する必要があるかどうか等のことを一般的には公告すべきということになっているものでございます。市の公告につきましても、そのようなことでそれに準じて公告をしております。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) そのほかに設計図書ももちろん必要ですよね。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 麻生中の公告については、設計図書等の閲覧というのがございまして、そこに閲覧または貸与に供する期間及び場所を明示しているところでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 例えば、その設計図書がそのとき出したものと、最終的に建築確認がおりたときの図書というのは、先ほどの説明を聞いていますとどうも途中で構造上の変更があったということですと、その設計図書というのはまだ正規のものじゃないというふうに思うんですけれども、その点はどうですか。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 先ほど教育次長のほうで答弁申し上げましたように、一応建築確認がおりない段階での入札の執行についてはいかがかということがあるわけでございますが、それについては建築確認の許可がおりないで入札を執行することについては、問題がないと理解しているところでございます。 ただし、そういうことで事後に、ただいまのご質問で変更があるような場合のことについてはいかがかということだと思いますけれども、それについてはこういう議決案件でございますので、できるだけこういう事態は避けなければならないと考えているところでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 建築確認がおりないうちにやったということは、それはもちろんできるからやったんだろうと思う、これはわかります。 しかし、設計が構造上の問題で見直しということになっているんでしょうよ。なった場合にじゃなくて、なっているんでしょう、実際。そのときに入札に入った業者さんが入札をしたときに見た設計図書と、今度はいよいよ確認がおりたとき、見直しをされたその設計図書が違っているときにどういうことになるのか、そこら辺のところを聞きたいということなんですよ。でしょうよ、実際確認申請がおりたときの設計図書と入札公告をしたときの設計図書が全く違うという形でこれまでの皆さんの質問の中で説明、答弁の中では、設計上の道路の問題等々もあるかと思いますけれども、それよりも何よりも構造上の問題、それで変わったとするならば、そのときに見せた、閲覧をしていただいた設計図書というのは、言ってみれば悪く言えばにせものみたいなものでしょうよ。そうでしょう、だって変わるわけですから、変わったわけですから、そこら辺のところがそれでもいいのかどうか。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) ご質問の趣旨とちょっと違うかもわかりませんけれども、その時点では設計図書はきちっとしていたということで、それで入札に付すにはその同じ設計図書に基づいて札を入れていただくということで、その部分、入札そのものについては適正な執行は行われたということでは理解しております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) ですから、設計図書が入札のときはそれが正規のものだと言いますけれども、その時点ではまだ建築確認を出していないんだから、向こうには設計図書が行っていないわけなんですよ、そうでしょう。これは確認申請を出した日にちが8月11日に設計書が市のほうへ届いて、それで消防等々の許可を得て、それで確認申請を県の建築指導課へ出したのが8月17日なんですよ、そうでしょう。そこら辺のところなんだと思うんです。おかしいでしょうよ。そうでしょう。だって、入札したときには間違いないんだよということで、確かに出したんだろうと思うけれども、先ほどおれが言ったのは、にせものだなんて言ったのは例えばの話をしたわけなんですけれども、実際そうでしょう。入札をしたときにはまだ建築確認をおろすのに申請をしていない段階でしょうよ。したんだか、してすぐだろう、あれが確認申請がおりていないとき。それをまだ向こうでは、まだ設計図書を見ているときですから、これがいいのかどうか。それでその構造上の問題が指摘されたのが9月6日ですよ。9月6日に構造上の指摘等を建築指導課のほうから受けているんですよね。だから、入札のときに出した設計図書というのは、全く通るか通らないかわからないようなもので入札をしたということだと、単純に考えればそういうふうに思うのが普通でしょうよ。どうなんですか、この辺。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 同じことの繰り返しになりますけれども、今、塙議員さんご指摘のように7月30日に麻生中学校の新築工事については公告をしております。それで、それ以降に建築確認が出ておりまして、先ほどの答弁にもございましたように、議決をいただいた9月24日前には建築確認がおりるものということで進んだということでございます。最初のスタートの入札そのものについては、繰り返しになりますけれども、法的には入札は執行できるということでございます。 ただし、先ほど教育次長からもお話がありましたけれども、こういう議決案件の場合はできるだけ手続を経て、それで議会の議決に付すのが好ましいということでございます。好ましいと私は判断しております。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それから、こういうまだ確認がおりていない、そういったものを議案として出す場合に、市長、本来であれば前もって今はもう確認がまだおりていないけれどもこういう点でおりるんですよとか何とかという、この議会の議案の説明の中でやるべきだと思うんですよ、これを皆さんに。そういうことをきちっとやっていれば、こういう問題は起きないで済むんだと思うんですよ。そういうことが執行部でもう少し優しさというか、そういうのが足りないような気がする。そうでしょう。ちゃんとこういうことが起きるというのは確認がおりていないということは、議会に出てきたときにはまだおりていないというのがわかっているんですから、そのときに出すんですから、そのときにきちっとした執行部のほうでも説明があってしかるべきだと、私はこう思います。 それで、その設計が変わったときには、今変わって構造上の問題で金額等々も変わったとするならば、設計じゃなくて、入札等々のやり直しなんていうこともある可能性だって出ないんですか、どうなんですか、法的には問題なくやったのはわかっていますけれども、大幅に構造上の問題で変わった、先ほど次長のほうの説明の中でありましたけれども、こういうところが変わった、ああいうことが変わった、これからだんだんに聞いていく問題だとは思いますけれども、そういったときに大丈夫な入札等々のやり直しなんていうことが入札無効等々というようなことになったときには、この契約金、払った金なんかはそのままぱーになっちまうという可能性だってはらんでいるわけですよ。だから、こういうことを聞いているんですけれども、変わった問題についてその入札無効だとか、そういうことが発生する可能性というのはないんですか、大丈夫なんですか。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 9月24日にご可決を賜りまして契約が成立した、その後契約書が結ばれるということになりまして、その後についてはこの契約の約款に基づいて処理されるべきだと考えているところでございます。 あと、きのうも岡田議員さんの答弁で申し上げましたけれども、当然議会でご議決を賜った事項については、すべて変更があった場合には再議決といいますか、変更の議決をいただくことになっております。そういうことで今後とのこともあるわけでございますが、手続上はそのようになるものでございます。 ただ、何回も申し上げましたように、この議会の重要なことでございますので、本来市長の権限である契約の締結権を議会にお諮りして本契約を結ぶという趣旨からすれば、当然こういうことについては慎重に進めるべきということでございます。 以上でございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) だから、同じような行ったり来たり行ったり来たりの話になっているんですけれども、実際その設計が構造上の問題で変わった、例えば壁が今までが例えば150が180になったり、250が200になったり、それから柱が800の800が800の1200になったり、そういう屋根がRCから今度は鉄骨の言ってみればトタンと言ったらおかしいですけれども、そういったものに屋根が変わる、大きく変わることをその中で言ってみれば勝手にそういうのを直して、金額的にどのぐらい変わるのかわからないんですけれども、大分変わるんでしょうよ。そういったものについても何の心配もなくこれはやっていいのかどうか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 確認申請に伴いますRCから鉄骨の構造にというような変更の部分でございますけれども、岡田議員の先日のご質問のときにもお答えしましたように、その変更によってどの程度建設費の増減が出るのかという部分については、試算をしていただいている最中ではありますけれども、増額という部分が想定をされておりますが、そう大きな増額にはならないというようなこともちょっと伺っておるところでございます。少なくとも工事費の30%を超えるというようなことになると、別発注というようなことにもなってしまうということもありますけれども、そういった事態にはならないというようなことについては伺っております。 その変更につきましては、今総務部長が申し上げましたように、変更になった部分については、議決案件でございますので、変更についてのご審議をまたいただくということになりますけれども、現在はその工事も着工したばかりというようなこともありまして、今後も建築工事につきましては、変更というものが普通に起こってくるというような、現場着工をしますと状況がありますので、それらについてある程度内容が固まった時点で、皆さんにお示しをして、またご審議をいただくというようなことでよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 今説明の中で、計算がまだできていないということも我々にしたらばちょっとおかしな話かなというふうに思うのは、確認申請がおりた時点で設計図書がすべて整ったということだと思うんです。その中でまだ計算が何もできていないということがどういうことなのか、ちょっとわかりよく、普通はすべて整ったということは、そういうこともすべてクリアできて、業者のほうにもこうこうこういうことで変わるんだよと、このぐらいお金も変わるんだよということはやるべきだと思うんですけれども、そういうことは必要ないということでいいのかどうか。でないと、すべてが設計確認、建築確認がおりた時点で、設計もすべてできたわけでしょう。それでこれとこれとこれが変わって、これはこのぐらい変わってということだと思うんですよ。例えば、柱が太くなったから鉄筋が何本ふえたとか、屋根が今度RCじゃなくて下から鉄骨がこういうふうに変わったとか、そういうことが変わると計算がその時点もうすべて出て、すべてが整った中で確認がおりてできたと我々は思うんですけれども、まだその計算ができていないということはどういうことか、もう一度よく説明願います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 建築確認の際には、構造でありますとかいろいろな部材でありますとか、そういったものがこういう建物を建てるに当たって、適正かどうかというような判断を下していだたくということなのかなというふうに思っております。今回、屋内体育館の屋根の構造の変更というようなことで、その変更で問題になりましたのは、その構造自体がいわゆる構造計算をした状況で適切かどうかという部分についての判断の違いというようなことで長引いたというようなことでありますが、結局は総RCというようなことで考えていたものを鉄骨構造というようなことに変更をして許可がおりたというようなことでありますので、その時点で金額が必ずしもすべて固まっていなければ、建築確認がおりないというようなことではないというふうに判断をしております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それは、確かにその建築確認はおりないということはないということだろうと思うんですけれども、設計図書等々がその中で添付され、それがこれでいいということになったときに、その計算はされていないのか。そのときにおりるおりないは、それはおりるんでしょうよ。ただ、今説明のとおり、そのときに計算をされないと、例えば業者さんにしてみれば確認はおりました、どのくらいかかるのかわからない、それで例えば今説明の中では大した額ではないということだろうというふうには思いますけれども、もしも大きく変わったときにはどうなんですか。その業者さんは自分で持つとか、少なかったらそれはそれでいいんだろうと思うんですけれども、そのとき何もできていない、後でそれは話をしますよと、建築確認がおりたからもうやってくださいよということでいいのかどうか、そこら辺がどうも腑に落ちない件なんですけれども、それは建築確認の時点ではそれは必要ないんだという、それはわかりますけれども、そういうことをもう一度お願いしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 再度の同じ回答になってしまうかもしれませんけれども、設計図と構造計算書というような部分での審査でありますので、その工事費の積算という部分については、審査の対象にならないというようなことであります。 それから、その大幅な変更が必要になったという場合につきましては、先ほど申し上げましたように工事費の30%を超えてしまうというような場合については別発注というようなことにせざるを得ないということになりますけれども、それ以内の部分につきましては、その設計の変更というようなことで対処をしていくということが通常になっているのかと思っております。 それから、入札後の変更につきましては、その業者さんに対しての指示書という内容をまとめて提示をするということでやっていくというようなことでございます。当然でありますので、今回その構造の部分で変更が出てきたということでございますので、今すぐというようなことにはなりませんけれども、その他の幾つかの変更もまとめて後日議会のほうに提出をさせていただくということになると思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それではね、文科省のほうの問題ですけれども、文科省のほうへの、例えば申請のときと変わるというようなことがあれば変更届を出すんだろうというふうに思うし、それが必要だというふうに思うんですけれども、それはどのぐらい変わったら文科省のほうへの変更届、これは確かに申請のときと変われば文科省のほうへの変更届というのは必要ですよね。どのぐらい変わればいいのか、それともこのぐらいのものならば届けをしなくてもいいんだというようなことなのか、その辺。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) そのご質問にお答えしたいと思いますが、先ほど来から申し上げておりますように、その工事費の30%を超えてしまうというような場合には、やはり別発注というような形での変更といいますか新たな契約を結ばなければならないということになりますので、当然それは文科省の補助をいただいているということになれば、その時点で届け出を出すということでございますが、それに至らない金額であれば、その内容の変更という部分で対応できるということで認識をしております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それと、例えばいろいろなこれまでの質問の中で次長は何ですか、既に施工業者が決定しているので、自主的に確認許可を持って待機している状態ということで、これ以上の時間的余裕が許せないと総合的に考慮し、屋根の加工を鉄骨に変更することになりました、業者が決まっているから直したというようなあれなんですけれども、これはいいんですか。業者が決まっているからもう、そういうことでいいんですか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) お答えをしたいと思います。 業者が決まっているからということではなくて、もう既に業者が決まって工事に入れる状態になっていると。それにもかかわらず建築確認が起こらなければ、工事を着工できないというようなことになるわけです。その着工できないということになれば、それが長く延びれば延びるほど工期内の工事施工ということが難しくなってまいりますので、そういう意味で業者が待機している状況でこれ以上引き伸ばせないというような表現を使っております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 我々が不思議に思うのは、なぜそんなにいろいろなものがまだ決定していない、許可もおりない、構造上の問題も指摘されている、そういった中で何で入札までしなきゃならないのかな、そういうのが我々ちょっとした疑問なんです。なぜそんなに急いでやならきゃならないのか、だれかが急いでやれよということを言ったのか。でないと建築確認がおりなければ、くい一本打つことができないでしょうよ、多分、でしょう。建築確認がおりないうちに工事は始まれないでしょうよ。そういった中で、なぜそんなに早く入札をしなければならないのか、それがこのぐらいかかるんだということだとすれば、前倒しをして準備をするべきだろうというふうに思うんですよ。それが、公告をした時点は、まだ建築確認の申請もしていない、そういう状況でなぜそんなに急いでやったのか、市長、なぜこんなに急いでやったんですか。公告が7月30日でその時点では、まだ確認申請も出していない。そういう何の意味もないでしょう、工期がおくれるとかおくれないとかって言ったって、何も確認がおりなければ工事ができないわけですから、何の意味もないでしょうよ。それをなぜそんなに急いでやならきゃならないのか、そこのところは市長どうですか。市長の指示で、いやそんなのはいいや、もう一応とりあえず入札だけやっていけよという指示をしたのか、でないと、我々にはとても考えられない。どういうことだか、ちょっと。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 私からはそういう指示は一切しておりませんけれども、これは先ほど次長から言いましたように、8月17日に建築指導課に提出した。そして、普通なら9月20日におりる予定だというふうなところで進めてきたと思っているところでございます。本当に塙議員のおっしゃるとおりに、私も一般の市民感覚から言いますと、本当に確認申請がおりないでそういうことをやるのはおかしいかと私も思ったところでございますけれども、何回も言いますように建築基準法による建築確認行為とまた工事請負契約行為については問題ないというような説明を受けたわけでなっていたわけでございます。一般的には、私もそういう考えでおりますけれども、塙議員さんのほうがまた常識的かなと私は思います。そういう中にあっても、法律的にはきちんとした中で入札手続が進んできた認識しているところでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 法的に手続上何も問題ない、それはいろいろな答弁の中で聞いているからわかりますけれども、一般市民の感情からして、工事ができないものがなぜそんなに急いでやるのかと、やる必要ないでしょうと、いろいろなものが整ってからでも工事を始めるのは遅くないでしょうと。そんなに早く始まりたかったらば、もう前もって建てるというのはわかっているんですから、もう前もって準備をしてやるべきだろうと、こう思うわけです。それで、あけてみたらば、まだ違う、整わない、こっちが整わない、それであげくの果ては構造上の指摘もされ、中身の変更もあったと、そういった中での入札でしょうよ。だれが考えたって、だれかが指示して、だれかが得するからやったのかなというふうな考えしか浮かばないですよ、何のメリットもないわけですから。そういうことを聞いているわけですよ。 それで文科省のほうにしても何か変わった場合には、変更届を出していただくようなことにもなりますよと、でも文科省のほうでは枠が決まっていればそんなに難しくはないというようなことでしたけれども、それでも変われば出していただかなければならないと。だからそれが先ほど次長が言うみたいに許容範囲があるみたいで、このぐらいなら大丈夫だとかというのがあるようですので、それは心配ないとしても、役所のほうでやる仕事ではないでしょうよ。いろいろな法を遵守して、そのいろいろな法を皆さんに指導する立場の役所が何事もない中でこういう大型工事の入札をしたり、それから次長はこの間道路の問題についてもそうでしょうよ。あの、道路はあきんど祭のときに撮った写真を出したんだと。それで、8日の日に出して9日においたんだと。私、18日の日にあそこに行ったんですよ。まだここを通していないんですと言うんですよ。18日ですよ。そうしたら、その写真をやったのはインチキでしょうよ。通れるからおろしてくださいよとやったのが、18日の日にはまだあそこへ行ったらば、これはまだ通れないんですかと言ったら、まだあと1日、2日かかるんです、だから通していないんです。今、古いほうのこっちを今通しているんです。この間の次長の、きのうですか、あきんど祭のときの写真を撮ってやった。まったくこれはうそでしょうよ。そういうことをなぜしなきゃならないのか、おかしいでしょうよ。もう一度そういうことについてどうですか、次長、次長でも。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 今おっしゃられたあきんど祭のときの状況を写真撮影をして、その供用開始の報告書に添付して建築指導課のほうに送ったと、この送った日が8日でございますけれども、その事実には間違いございません。別にうその写真を添付して送ったわけではございませんので、それによって建築指導課のほうで判断をして、許可がおりたということで認識しております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 写真そのものはうその写真ではないでしょうけれども、そのときの写真を撮ったんだからうそでないでしょうけれども、まだその時点では通れる状態ではなかったということを言っているわけなんですよ。実際18日の日にはまだ通れないんですから。そういうことがすべてなのかなというふうに認識をしなければならないのかなというふうに思います。 それと、設計の段階で構造上の問題で、変わったということで、例えば金額が上がった場合には、どういうこの処置をとるのか、上がった場合に。上がるか下がるかはまあ計算してみなきゃわからないと言うけれども、もしも20万円とか100万円とか300万円でも上がった場合にはどういう処置をするのか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) そういうことで工事費が増あるいは減、減になった場合もしかりでありますけれども、そういった内容につきましては、先ほど来申し上げておりますようにある程度その変更の内容が固まった段階でまとめて議会のほうに提出をさせていただいて、議決をいただくということでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それで、例えば建設する業者については、最初の入札の価格、そのままでいくというような上がっても下がってももうそっちは関係ないということなんですか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) その変更があれば、変更契約を結ぶということになります。その変更契約の内容について皆さんにも議会のほうでご議論いただくというようなことになります。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) なかなか何かわかったようなわからないような話、全体的にはそう思うんですけれども、どうも不思議なのは構造計算上の問題等々で変わったり、それから道路の問題で確認がおりなかったり、そういったものが原因でおくれているということで言われています。それで、起工式というのは、いつやる計画なんですか、起工式。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 別に起工式の予定は行政のほうとしては考えておりません。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 何か聞くところによると、何か12月になってからやるんだということもちょっとうわさには聞きましたけれども、そうすると約4カ月もおくれるというような計算ですよね。それで工期が24年の1月11日ということですけれども、十分その工期内の工事としては間に合うような計画なのかどうか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) お答えをしたいと思います。 もう出だしでその着工についておよそ1カ月、工程表の計画からはおくれておりますので、今後はその工事監理の中で業者さんと十分に打ち合わせをしながら工期内の完成ということについて実施をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) とにかく13億近くもかかる大変大型の工事ということで、市民もかなりの関心を持っている。それでいい学校をつくってほしいということの中で、業者さんについてもいろいろ問題はある業者さんも入ってはいますけれども、そういった中でもう一回、建築については鉾田、潮来管内ということですよね、そうですよね。それと電気と機械は茨城県下というようなことでよろしいのかどうか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 麻生中学校の場合、建築工事につきましては代表構成員が県内に主たる営業所、本店を有する業者、それから構成員については鉾田工事事務所または潮来土木事務所管内に主たる営業所を有する業者、それから電気設備及び機械工事につきましては、県内に主たる営業所を有する単体の業者ということでございました。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) わかりました。私も建築は鉾田、潮来かなというふうに思いましたけれども、茨城県ということのようですので、それは問題はないのかなというふうに思います。 それから、構造上の問題等々で、適合判定を受けないようにしたため、この鉄骨に変えたというような説明があったと思うんですけれども、適合判定を受けるとするならばまた2カ月ぐらいかかっちまうということで、お金もかかると。例えば適合判定を受けるのには大きさによって違うんですけれども、約30万円ぐらいの費用がかかるということのようですので、それで適合判定を受けないような構造にしたんだと、必然的に適合判定が適用される懸念がありましたがということで、こう書いてありますので、そのためにスパンが12メートルを超えることから必然的に適用されることがありますので、鉄骨と柱の接合部分を必要とされますラーメン加工部材ではなく、小梁と同等な部材になると示唆を受けてモデル化したと。適合判定外となりましたと、わざわざそのためにこれは適合判定を受けないようにしたということなんですか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 適合判定に回しますと、やはり2カ月なり3カ月の期間がかかってしまうというようなことになります。ということは、やはり建築確認の許可がおりる期間がまた先に延びてしまうというようなこともありますので、その構造を変えることによって極めて施工例がないというものではない、一般的に行われている構造のものに変化をさせるといいますか、変更をするということによって、適合判定を必要なしで許可がおろしてもらえるというような対処をとったということでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) いろいろ問題点とか疑問点、聞きたいことがたくさんあるんですけれども、次に入らせていただきたいと思います。 次に、玉造中学校についてお伺いをしたいと思います。 玉造中学校の件につきましては、これは2度ですか公告をしたんですよね。確認をします。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。
    ◎教育次長(宮本正君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 最初は10月26日、にやり、それと同じく14日にまた第71号として公告をしたわけでございます。それで、最初の公告の中で、1,000点、総合数値が1,000点、県内建築法に基づく主たる営業所、本店または営業所ということで公告をしております。予定価格が4億9,930万円ということで、このときには最低制限価格は設けていなかったということでございます。それで中止をしたという、まずその理由からお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 先ほどの答弁の中でも申し上げたので、またダブりというようなことになってしまうかもしれませんけれども、一たん21年の10月26日に入札の公示をしたわけでありますけれども、北関東防衛局のほうから補助金の交付前の事前着工というものは認められないというような指導をいただきましたし、また内装でありますとか、ガラス部材、床下換気、非常灯、誘導灯、逆流防止弁、補助要項に基づく低層部、高層部の案分比率の修正というようなことがありましたので、告示を中止をしたという経過でございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) これは防衛施設局のほうですか、そこから指摘があったというのは本当なのかどうか。本当に指摘があって中止をしたのかどうか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) はい、その当時に担当しておりました職員のメモがございまして、それによりますとやはり精査して変更があることもあるので、交付決定前の工事はあり得ないというような指導があったということでございます。 ただし、それ以前は係長レベルとの打ち合わせの中で、それらについては入札公告等に関して並行して進めていってもよろしいというような指導があって進めてきたところなんですけれども、公告をいたしました2日後に防衛のほうと打ち合わせをしましたところ、そういう指導があったということで、その後は内容の変更等もありましたので、急遽公告の中止をしたということで聞いております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それで、次に中止をしてまた12月14日に再度告示をしました。そのときには、今度は800点ですか、800点以上ということで決めて、1,000点から800点になった理由ですね、それをまずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 再公告に当たって、建築工事の点数を800点に下げた理由ということかと思います。いわゆる資格調査票については、担当課のほうで作成をして、最終的に資格審査委員会のほうで検討していただいて決定していただくというようなことになるわけなんですけれども、その際に講堂改築工事、当初その前に行われました玉造中学校の校舎工事等については、1,200点というような設定をしていたようでありまして、それでそれらを受けてその講堂についても当初は1,000点を基準というようなことで第1回目の公告をしたところでございます。しかしながら、講堂改築ということでありますので、校舎改築と比較した場合には、比較的煩雑さが少ないというようなことが想定をされるということから、近隣の自治体におきますRC構造の建築物の入札参加資格要件というものを参考にさせていただいたということが1つ、それから1級建築士の施工管理技術者を有する業者であれば、工事完成も担保されるというようなことも判断の1つでございます。また、地元の業者の参入育成ということでございますね、地元の活性化という部分の1つの考慮の材料となっております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) まず1,000点から800点にし、1,000点のときには県内業者、そして800点以上にしたときには鉾田工事事務所管内と潮来土木事務所管内でやったということで、それでこの前の次長の答弁によりますと、全くおかしな答弁をしていると思うのは、1,000点以上の業者であれば最低制限価格を設定しなくても工事完了が保障されるということを答弁しているんですよね。ということは、1,000点ならば、その工事は保障されるけれども、800点だったらば余り信用ができないから最低制限価格を設けてやったんだというような答弁をしているんですよ。今の答弁の中と多少違う。その辺のところはどういう、確かに地元業者育成という観点からだとは思いますけれども、おかしいでしょう。だって、それならば初めから何も1,000点でやれば何も保障されるんですから、最低制限価格を設けなくても何もそういうことはよかったと思うんですけれども、その辺はどうなんですか。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 前回の私の答弁が不穏当であったのかなというふうに反省をしているところでございますけれども、最低制限価格といいますのは、最低価格の入札者の価格が最低制限価格に満たないときは、当該最低価格の入札者を落札者とせず、予定価格の制限の範囲内で最低制限価格以上の価格をもって入札を行った者を落札者とするというような制度でございますけれども、要するに工事関係の質を担保するために、これ以上、この程度は必要だろうという部分で最低制限価格というのは設けられるのかなというふうに思っております。総合評価の部分で、やはり点数が高いということにつきましては、今までの施工実績でありますとか、それからそれぞれの工事監理者の数でありますとか、そういったものがきちんと充実しているから評価的に高くなるんだろうというふうに思われます。その1,000点だから大丈夫、800点だからだめというようなことではございませんで、その800点に下げたことによって、点数を下げたわけでありますから、幾らかでも品質の保持を担保したいというような意味で最低制限価格を設定したということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) そういう理由でその1,000点のときには最低制限価格は設けなくて、800点になって設けたということで理解していいんですね。それで、その最低価格を設けるについて、市長もちょっと何かよくわけわからないような答弁をしているんですよね。最低価格はだれが決めたんですかということを聞いたときに、いやそれは選考委員会で決めた、そういう答弁をしたと思ったらば、今度は審査委員会で決めたと。選考委員会と審査委員会というのは、どのぐらいの権限、その最低価格等々も決められるだけの権限を持っているのかどうか、伺います。 ○議長(平野晋一君) 辺田財政課長。 ◎財政課長(辺田洋一郎君) 一般競争入札参加資格審査委員会について、ちょっと説明したいと思います。 これは、設計金額が1,000万円以上の場合とすると。一般競争入札方法以外による、この中では参加資格あるいは発注方法、単体であるとかJVであるとか、あと入札の公告、あと先ほど話題にありました設計図書の閲覧及び貸与ということなどを決めておりまして、ここで例えば最低制限価格を設けるということの申し出があれば、またそれはそれで、その中で額を決めるわけでも何でもありません。そういった権限はありません。 以上です。          〔「選考委員会」と言う人あり〕 ○議長(平野晋一君) 辺田財政課長。 ◎財政課長(辺田洋一郎君) 一般競争入札、先ほどの参加資格審査委員会は、指名選考委員会のメンバーで兼ねております。今副市長がおりませんので、総務部長が副委員長、私財政課長、あと市長の指定する職として、税務課長、社会福祉課長、農林水産課長、環境課長、合計6名で今行っております。そういったことで、最低制限価格の額とかそういったことについては、こちらで決めることではありません。 以上です。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) これは市長がみずから選考委員会で決めるんだとか、審査委員会で決めるんだとかということを答弁されていますので聞いたわけですので、我々が認識しているのは、当然予算執行者が決めるというのが当然なことだろうというふうに思いますけれども、市長それでいいですか。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) その決め方でございますけれども、前の一般質問におかれましたけれども、県のほうの基準に基づいて決定をするということでありまして、入札の当日の朝でしたかね、ランダム方式ということでパソコンを使ったやつで、係数を掛けるということで、私がそのパソコンのボタンを押して、またとまるということで、そのパソコンに出た係数を県で選定された指数に掛けて、そして最低価格を設けるというようなところでやってきたというふうなところでございます。 詳しくは総務部長よりお答えをしたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) ただいま市長が申し上げましたとおりでございまして、結局予算執行者が決めるということでございますが、それを決めるに当たっては当然それを補助する職員のほうでこの最低制限価格については、今回の麻生中につきましては基本的に茨城県に準じた形でやろうということで、市長がただいま申し上げましたような形で最低制限価格は入札執行日の朝決めたということでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) ということは、つまり予算執行者が最終的には決めるということですよね。わかりました。 それで今度は玉造中の最初の予定価格、行方市では予定価格というのは、イコール設計価格なのかどうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) この間もご質疑いただいていることでございますが、予定価格については、あくまでも設計金額に基づいて決定しているということでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) つまり、設計価格が予定価格ということの認識でいいですか。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) イコールということでは必ずしもございません。あくまでも設計金額に基づいて予定価格を設定していると。その金額については、市のほうとしてはただいまのところ建設工事、それから並びに建設に絡むコンサル業務については事前公表をしているということでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それでは、予定価格というのは、設計価格より例えば何%とか切られるというようなことなんでしょうか。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) それは一概にその率を決めてということではございませんで、基本的な工事の内容等によって、予定価格を結果的に設定するということになるものでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 我々は、その設計価格がイコール予定価格だというふうに私は思っているんですよ。というのは、そうでないと設計は何のために設計したんだと。あくまでもそれは設計というのは予定価格でしょうというふうに我々は思うんです。その中で、今度は最低制限価格はそれから4%なり5%なり切られるのが最低制限価格なのかなというふうに思ったものですから、その予定価格はイコール設計価格と同じなんだというのが、普通のことなのかなというふうに思ったので聞いたわけでございます。 その中で、この玉中の場合には、最初は予定価格が4億9,930万円ということで公告されていました。それが、今度は2回目の公告になると最低価格が設けられたと同時に、今度は5億900万円ですか、5億800万円になったということの理由がその内装工事、あるいは部材の検討とか床下の関係だとか非常灯、誘導灯、設備、逆流防止弁等々のことでその価格が変わったんだ。その変わったのが74万5,500円減ったんです。これは答弁の中でこうありますけれども、高層部の案分比率の修正というようなことで設計額から比較しますと合計で74万5,500円減にもなったにもかかわらず、その最低価格が上がっていると。これはどういうようなことなのかちょっと説明をお願いしたいんですけれども。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) 予定価格の変更になった根拠ということでございますが、確かに工事といいますか、工事費関係につきましては今塙議員さんお話のあったように、建築工事で170万1,000円の減、電気工事で91万3,500円の増、機械設備工事で4万2,000円の増ということで、合計で74万5,500円の減というようなことになっております。それにもかかわらず予定価格が870万円ですか、増加した理由、根拠というのは何かというようなご質問でございますけれども、その予定価格といいますのが、今総務部長から話がありましたように、仕様書や設計書等によって適正な価格を予定するものというようなことでございます。この場合にその取り引きの事例とか需給状況、それから履行の難易、数量の多寡、履行期間の長短等を考慮して適正に定めるというようなことに基づいて、これらについて担当課長からその内容を市長にその説明を申し上げて、最終的に市長に決定をしていただくということでありますので、これらの手続を経て決定をされたものと理解しております。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) そういう説明ですけれども、だれが考えてもその74万5,500円下がったにもかかわらず、予定価格が900万円からこれは上がっているんですよ。だれが考えたって不自然だというふうに思うんですけれども、これはそれだけの今説明だけの理由なんですか。おかしいでしょうよ。だって減ったのに予定価格が上がる、これは減るというんならばこれは話はわかるんですけれども、もう一回よく900万円も上がる、70万円で900万円上がる、800万円も上がるんですよ、おかしいと思いません、普通考えて。 ○議長(平野晋一君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本正君) その経過について、その工事費が下がったにもかかわらず予定価格が上がるというようなことは不自然ではないかというようなご質問でございますけれども、本当に私のほうの答弁としては、そのような状況を勘案して、市長が適切に決定をくださったものということで答弁をする以外ないかと、そのように答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) よくわからないんだけれども、この理由がどうもあいまいで、そのぐらいの説明しかできないのかどうか、総務部のほうでどうですか。 ○議長(平野晋一君) 平山総務部長。 ◎総務部長(平山博君) 先ほど申し上げましたように、設計について予定価格は設定するということでございまして、あとその中身ついては教育次長が答弁申し上げたとおりということでございます。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) それぞれが答弁になっていないでしょうよ。おかしいでしょうよ、だって74万5,500円下がっているにもかかわらず900万円も予定価格を上げてその公告をしている。これは執行部のほうだって不思議だと思わないですか。だれが考えたって不思議と思うですよ。下がるんなら当然の話だかもしれませんけれども、逆に上がっているんだもの。74万上がって、またふえたというならば、そこにも話はわかるんですよ。下がっているにもかかわらず、予定価格が上がったという理由ですよ。ただ、今の説明だって理由にならないでしょうよ。          〔発言する人あり〕 ○議長(平野晋一君) ここで暫時休憩いたします。 再開は5時10分からとします。                              (午後4時55分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) ここで会議を再開いたします。                              (午後4時55分)--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(平野晋一君) あらかじめ会議の延長をここで申し上げます。 暫時休憩いたします。 休憩時間は前と同じです。                              (午後4時55分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                              (午後5時10分)--------------------------------------- ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 塙議員さんの質問の予定価格についてでございますけれども、この予定価格については、当事業にかかわる実例価格や需要の状況、また履行の難易、また数量の多寡、また履行期間の長短などを考慮し、私が前次長と相談の上、決定させていただいたというふうなところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) ちょっと聞いていることと答えが全く違うんですけれども、聞いていることは、予定価格が当初と74万5,500円安くなったにもかかわらず次の工事の中で予定価格が5億800万円になったと。なぜ設計のほうで下がったのに予定価格が上がったのかということを聞いている。今、市長の話はその前に聞いたからわかっていますが、市長がすべて予算執行者が決めるということは、当然のことなので、それは承知しているんですけれども、私が聞いているのは予定価格が違い、なぜ当初の1回目のときと2回目の違い、設計価格が下がったにもかかわらず予定価格が上がったのか、なぜ上がったんですかということ聞いたんですけれども、なかなか答えられないのかな、それについては。 ○議長(平野晋一君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤孝一君) 先ほども言いましたように、そういう状況をかんがみながらそういう価格で私が決定したということでありますので、別にそういう理由はない、こういう状況を考えてそれなりにその金額に決定させていただいたというふうなところであります。 ○議長(平野晋一君) 21番、塙君。 ◆21番(塙仁君) 何回やっても行ったり来たり行ったり来たりでこれはどうしようもなくているんですけれども、残り1分か2分だと思いますので、これで終わりますけれども、どうも今回の麻生中あるいは玉造中の入札についてもどうも疑問が残るばっかりでということでございます。1時間半ですか、もう過ぎますので、ここで終わりますけれども、ひとつ執行部に対しては今回のようなことのないように、そして例えばまた冒頭申し上げましたとおり、建築確認等々がおりない中でやるとするならば、もう議案提出のときにきちっとその説明をしていただき、こうこうこうなんですよ、こうすればおりるんですよということを説明していただければ、こういう問題も起きないのかなというふうに思います。もう少し親切な行政執行等々もしていただきたいというふうに思います。そうでないと、こういうことがこれからもまだまだ大型の建設等々もあるものですから、こういうことがまた起きるやもしれませんので、こういうのをよく教訓として受けとめて、もう前もってこういうことのないようにしていただきたいといふうに思い、そして持ち時間いっぱいいっぱいなものですから、これで終わりにいたします。 大変ありがとうございました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(平野晋一君) お諮りいたします。 本日の会議はこれにて延会したいと思います。ご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(平野晋一君) ご異議なしと認めます。 したがって、本日はこれで延会することに決定しました。 以上で本日の日程を終了いたします。 次回は、明日12月1日午前10時から本会議を開きますので、ご参集ください。 本日はこれをもって延会いたします。 ご苦労さまでした。                              (午後5時14分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 平成  年  月  日         議長      平野晋一         署名議員    椎名政利         署名議員    樽見清衛         署名議員    堀田昌宏...